ディーリアスのBOX三昧

以前に「これからもどんどん聴いていきたい作曲家」と書いたディーリアスであるが
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2018/06/11/045805
ディーリアスをまとめて聴こうと思ったら、2012年が生誕150年ということでけっこうBOXが出ていた。
EMIの18CDボックスで主要作品がほとんど揃うので、これがあればいいか、と思ったのだが、ビーチャムが中心である。ビーチャムはディーリアスの音楽の普及に一役買っているのだが以前に書いた「ディーリアスは指揮者を選ぶ」のではないか?と思ったとき、ブルックナーにおけるヨッフムシベリウスにおけるバルビローリのような予感がする。ヴァイオリン曲がメニューインなのも気になる。
もう一つ、デッカのディーリアス・エディション(8CD)があり、こちらはマッケラスやマリナー中心、なので、これも買えば比較できていいかな、と思った。
しかし、Heritageというレーベルのディーリアス・コレクション(7CD)が、フェンビー中心なのだ。フェンビーは若き日に、病に苦しむ晩年のディーリアスの元で作曲活動の協力(代筆等)をしたピアニスト、作曲家、指揮者である。また、ヴァイオリンがネットで評判のいいラルフ・ホームズである。
悩みに悩んですべて買ってしまう事にした(笑)
ちなみに、フェンビーが晩年のディーリアスの様子を書いた本が出版されていて邦訳も出ている。(ソング・オブ・サマー 真実のディーリアス)
この本が1968年に映像化されていたそうで、DVD化もされているが日本版はなく、輸入盤はえらく高値がついている・・・でも見たい!