続・光る眼/宇宙空間の恐怖(1963)

CHILDREN OF THE DAMNED
結局「正・続」のDVDを購入してしまう。
「続」とついているが、続編ではなかった。
「続」では、特定の村に子供が集中して生まれるのではなく、世界中にぽつぽつと点在していた子供たちが、研究のため集められる。人間側の思惑は軍事利用であるが、子供たちはこれを期に団結して篭城を始める。
また「正」はエイリアンの子供であることが示唆されるが、こちらは数百万年前の人類の先祖返りが突然変異で起こったかのように示唆される。
人間たちの目的は、あくまで自国の利益のみを考えた軍事利用であり、それがかなわぬとなると危険な存在として抹殺しようとする。
少年たちも残虐に人間を殺すが「続」では人間側の方が悪として描かれるのだ。
全体的にステープルドンの「オッド・ジョン」を思わせる。ラストは軍の誤命令による子供たちの抹殺だが、彼らは人類に絶望して自ら抹殺されようとしていた節もあるのも「オッド・ジョン」っぽい。が、やはりそこらへんけっこう切ない。
海外のネット情報では、前作よりこちらのほうを評価する向きもあるようだ。
ちなみに主役の少年がやたら土屋アンナに似ている(笑)