Breathless(1978)

CAMEL
1曲目の、もろフォーク調にちょっとびっくり、メルのクラリネットが新鮮。「ミラージュ」あたりへの先祖がえりも感じられるが、全体にポップ化というより、AOR化が顕著。シンクレアが単独コンポーズの4曲目は、いかにも彼らしいユーモラスなカンタベリーポップ。8曲目でやっと、幻想性、変拍子等の懐かしいキャメル節が聴ける。メルのサックスパッセージもいい感じ。すっかり大人のバンドになった。でも、ギターのアンドリュー・ラティマーと共にバンドを引っ張ってきた、キーボードのピーター・バーデンスがこの後脱退。シンクレアもメルもいなくなる。私のキャメルは、とりあえずここで一段落。