ムソルグスキー「ボリス・ゴドゥノフ」

ムソルグスキー「ボリス・ゴドゥノフ」(リムスキー=コルサコフ第二改訂版)
ドブロヴェン指揮 フランス国立放送管弦楽団(1952)
ボリス・クリストフ
ユージニア・ザレスカ
リュドミーラ・レベデワ
リディア・ロマノヴァ
アンジェイ・ビエレッキ
キム・ボルイ
先日ゲルギエフ指揮の映像を見たので、以前に聴いたこの盤をまた聴いてみる。
やはり、映像を見た後は場面も浮かんでわかりやすいな。
以前には書かなかったが、このオペラには「展覧会の絵」の「キエフの大門」に良く似た部分(方法論だが)があり、そういうところを聴くとなんかうれしくなってしまう。
実際には「展覧会の絵」の方が後年なので「ボリス」の方法論を流用したんだろうな。
さて、このリムスキー=コルサコフ版は第4幕の「革命の場」が先で「ボリスの死」で終わるようになっている。先日のゲルギエフ指揮のロイド=ジョーンズ批判校訂版はそれが逆である。ボリスに焦点を当てるなら「ボリスの死」で終わる方がいいし、民衆に焦点を当てるなら「革命の場」で終わるべきなんだろうが、どっちがいいんだろう。もっと聴きこんでゆくと自分の好みがわかってくるかもしれない。