炎立つ(1993〜1994)NHK大河ドラマ

第2部 第1話〜第4話
相変わらずの原作との違いと大河ドラマ的演出ではあるが、そもそも清衡が奥州藤原第一代となるまでの話とはいえ、一種のお家騒動である。清原家嫡男真衡、母が父の敵である清原家に再嫁したため清原として育った清衡、そしてその母が再嫁後に生んだ家衡、この三つ巴に陸奥守となって再びやってきた源義家が絡む。そういう意味ではどろどろとした演出は内容に合っているかもしれない。でもね・・・と言ったところ。
清衡の村上弘明はかなりの好演。家衡を演ずる若き日(といっても30過ぎだが)の豊川悦司がなかなか涼やか、かつエキセントリック。真衡の萩原流行はさすが。