三つの冠の物語 ヒース、樫、オリーブ(1972)

ローズマリー・サトクリフ
別個に発表された3つの作品をまとめたもの。ちょうど良く冠がテーマなのは、元々まとめる構想があったのだろうか。
「族長の娘 - ヒースの花冠」(1967)ブリトゥン 1,2世紀頃
「樫の葉の冠」(1968)ピクトと戦うローマ 3,4世紀頃
「野生のオリーブの栄冠」(1971)ギリシャのオリンピック 紀元前
ハードカバーなので、漠然と中篇かと思っていたが、開いてみるとかなりページを贅沢に使っているので、実質は短編集である。なので、あっという間に読み終えてしまう(笑)これで、この値段はきついぞ(ユーズドで安く買っているから文句は言えんが)
内容については特に書かないけれども、ほっと一息つくにはちょうどいい短編集である。