中津文彦 邪馬台国の殺人

邪馬台国の殺人(2002)
中津文彦
邪馬台国の謎に迫るミステリー系は、けっこう出尽くした感があるが、これは意表を突かれた。
一般に偽書と言われる古史古伝には、神武天皇の父とされるウガヤフキアエズの命の名を冠したウガヤ王朝が数十代続いた、という共通の記述が見られるものが多いが、邪馬台国の正体が実は、神武に滅ぼされる前のウガヤ王朝だった、というのだ。
この切り口は、今まで頭に無かったなあ。