シン・リジィについて-アイリッシュ・ミュージックについての誤解

シン・リジィについて-アイリッシュ・ミュージックについての誤解
当初、アイルランドケルトであるし、アイリッシュ・ミュージックを取り入れている、という前評判で、随分期待して聴き始めたのだが、第1印象が「カントリーじゃん、これ」であった。
しかしである。よくよく考えてみればアメリカのカントリー・ミュージックのルーツは、アイルランド系、スコットランド系移民の民謡であった。だからシン・リジィがカントリーっぽいのではなく、カントリーがアイリッシュ・ミュージックっぽいのであった。
というわけで、認識を新たにしたが、やはり期待とは違ったことは否めない。
非常にレベルの高い、よくできた音楽であることは確かなんだが、ハード・ロックというより、ポップスバンドが、ハードな音を出している、と言った感じに聴こえてしまう。
あ、そうか、ハード・ロック=リフっていう個人的な思い込みもせいもあるかな。