この歳にして気づいた「ロンド」

この歳にして気づいた「ロンド」
八戸では本八戸という駅と繁華街を結ぶ道を新たに敷きなおすということで、区画整理的な事が進んでおり、その流れで行きつけの床屋さんが移転して(といってもお隣)新装開店ということになった。
それに伴い、店でジャズをかけるようになったのだが、マスターは音楽の知識が全くない。全くないのに店でジャズをかけようと思いついたのもすごいが「これから世界が広がってうらやましいですね」等と言っていた。
そして、店ならばこんな感じのジャズがいいですよ、と浅い知識ながらアドバイス等をしたりしたのだが、そこで気づいた事があった。
アナログ時代に耳にしていた音楽は、だいたいCDで揃えているのだが、ジャズはまだまだ漏れている。そういえばデイブ・ブルーベック・カルテットの「テイク・ファイブ」やチャールズ・ミンガスの「直立猿人」も手元に無かったなあ、等と思っていた。
家族で郊外のショッピングセンターに行って、奥さんが食料の買い出しをしている間に、2階にあるブックオフを覗いた時にそれを思い出して、ジャズCDのコーナーを探してみたら、なんと「テイク・ファイブ」を収録している「タイム・アウト」と「直立猿人」がちゃんとあるではないか。という事で買ってしまった。(ここまでが長い前置き)
早速「タイム・アウト」を聴いてみると、1曲目の「トルコ風ブルー・ロンド」からして「ああ、懐かしいな」と思いつつ聴いていたのだが、そのうちに愕然とした。
これは、キース・エマーソンがナイス時代からELPになってもライブでやり続けた「ロンド」の元曲ではないか!!!!両方ともアナログ時代に耳にしていたはずなのに、まったく結びつかなかった(聴いた時期が違ったのか?)
確認してみたら、ナイス時代は作曲者の欄がナイスの3人の名前なので、ナイスのオリジナルと思い込んでいたのかもしれない(ELPはちゃんとブルーベックとなっているが、こちらはCDになってから発売された音源なので、そこまでちゃんと確認していなかった)
この歳になって気がつくとはーーーーー!(脱力)

デイブ・ブルーベック・カルテット「トルコ風ブルー・ロンド」
ライブ映像があるんだ・・・!

 

ELP再結成後のライブの「ロンド」