ニコル・マット指揮
マンハイム・プファルツ選帝候室内管弦楽団 ヨーロッパ室内合唱団(2002)
トラ・ラビツケ(sp)
ガブリエレ・ヴンダラー(at)
ダニエル・サンズ(tn)
クリフトフ・フィシェサー(bs)
ハイドン・エディションである。ニコル・マットという人は、最近いろいろと目に留まるので気になっていたが、ここで聴けてうれしい。
さて、「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」と言えば個人的にはシュッツなのだが
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20040724/p1
ハイドンの同曲も、同じぐらい有名だとか。本来管弦楽曲として作曲後に、弦楽四重奏版とオラトリオ版を作ったとのこと。
ピリオド演奏にしてはテンポが遅めで、おや?と思ったが、これはこれで新鮮。この指揮者がもともと遅いテンポをとる人なのか、この曲の秘められたるロマンティシズムの表現のために遅いテンポをとったのかは、現時点では定かでない。
この曲も実に美しいなあ。エステルハージ公から独立する直前の曲だが、なんかハイドンは壮年期のほうがいいなあ。