ディーリアス「夏の歌」2種

ディーリアス「夏の歌」

バルビローリ指揮 ロンドン交響楽団(1967)(EMI)

フェンビー指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(1981)(ヘリテイジ)

晩年のディーリアスは梅毒の後遺症で盲目となり、フェンビーの協力のもと、口述筆記により作曲を続けるが、「イルメリン」前奏曲同様「夏の歌」もその時期の作品で、まさにディーリアス晩年の境地といった作品である。
予想通りだが、フェンビーは幽玄、寂静の境地。バルビローリは盛り上げ方が下品ですっかり安っぽい仕上がりになってしまっている。