ジャクリーヌ・デュ・プレの ディーリアス チェロ協奏曲

ディーリアス チェロ協奏曲
マルコム・サージェント指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(1965)
ジャクリーヌ・デュ・プレ(Vc)
先日、アニー・ハズラムの「スティル・ライフ」で気になったと書いたディーリアスであるが、家に何かあったかしらと調べたらジャクリーヌ・デュ・プレのコンプリートBOXにチェロ協奏曲があった!
間断なく演奏される5楽章からなる変則形式なので、全体で20数分の1楽章形式と捉えることもできる。
ディーリアスはイギリス人以外には退屈である、とか、まったりしている、というのが一般できな評価のようだが、言い方を変えれば、アンビエント・ミュージックの先駆けとも言える。個人的にはこういう音楽は大好物である。

amazarashi「空に歌えば」Music Video に娘が?

昨日、娘を学校に迎えに行ったのだが、車に乗り込んだ娘が興奮気味に話したところ、以前から予告があった、娘が見に行ったライブの映像を組み込んだ amazarashi のPVが公開された、との事。
娘が言うには「ここら辺に私がいるんだがなあ」
はっきり言ってようわからん(笑)
しかし、米津玄師、amazarashi と娘が熱愛するアーティストが続けて「ヒロアカ」の主題歌になる、というのも不思議な縁である。
ライブ映像が出てくるのは3分ぐらい。

youtu.be

アニー・ハズラム「スティル・ライフ」(1985)

先日ご紹介した「まるごとクラシックネタ」のアニー・ハズラムの「スティル・ライフ」であるが、「ブレッシング・イン・ディスガイズ」より前の作品なので、こちらを先に聴く事にした。
ネタ元をざっと紹介すると

チャイコフスキー 交響曲第5番 第2楽章
J・S・バッハ 管弦楽組曲第3番 第2曲「エア」(G線上のアリア
フォーレ ピアノ連弾組曲「ドリー」第1曲「子守唄」
モーツァルト モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」
サティ 「ジムノペディ」第1番
ショパン「別れの曲」
チャイコフスキー白鳥の湖」第2幕「情景」
フォーレパヴァーヌ
ジャゾット「アルビノーニアダージョ
ディーリアス 歌劇「コアンガ」より「ラ・カリンダ」
サン=サーンス組曲「動物の謝肉祭」より「白鳥」
ワーグナー 歌劇「タンホイザー

ほとんどの曲は把握しているが、チャイコフスキー 交響曲第5番とディーリアスは把握していなかった。
チャイコフスキーチャイコフスキー・エディションが途中でうやむやになってしまっていたなあ。また再開するかなあ。
ディーリアスは、名前しか知らなかったイギリスの作曲家でドビュッシーと同い年だから近代音楽になる。非常に美しい曲だったので、ちょっと興味がわく。
それはさておき、すべてにわたって極上の癒しサウンドである。個人的にはタンホイザーの序曲の前半(つまりオペラのラスト)をモチーフにした曲がラストを飾るにふさわしい出来だった。
YouTubeに全曲まとめてアップされているので、興味のある方は検索してみてください。

アンゲルブレヒトのフォーレ 歌劇「ペネロープ」(1951)

フォーレ 歌劇「ペネロープ」
デジレ=エミール・アンゲルブレシュト指揮 フランス国立放送管弦楽団(1951)
ベルテ・モンマール(S)
ジョルジュ・ジュアット(T)

以前
お目当てにしているクレスパンの歌うアンゲルブレシュト盤がえらい高値が付いている
と書いたフォーレの歌劇「ペネロープ」であるが
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2017/07/14/045318
同じアンゲルブレシュト指揮で、モノラルのライブ録音が廉価だったので、とりあえずどんな曲かが知りたかったので購入。
ストーリーはギリシャ神話でお馴染の、トロイア戦争を背景としたオデュッセウスと妻ぺネロープの話。(個人的には宗像教授異考録を思い出したりして)
ざっくりしたあらすじは、オデュッセウストロイア戦争からの帰還を待つぺネロープには王位簒奪を狙う求婚者が群がるが(50人以上らしい)ぺネロープはそれをはねつけ続けている。
やっと帰還したオデュッセウスは、陰謀をたくらむ求婚者達を欺くために変装して館に入る。
ぺネロープはとうとう、夫の弓が引けたものでなければ結婚しないと宣言、求婚者達が挑戦するもことごとく失敗、そこへ変装したオデュッセウスが現れ見事に弓を引いて名乗りを上げ、求婚者達を打ち倒して大団円。

さて、ネット上ではこの録音が音が悪いという評判だったが、海賊盤の上程度で、どんな音楽かをわかるには充分である。いかにもフォーレらしい音楽なので満足。
ただし、アンゲルブレシュトは推進力たっぷりの演奏なので、もうちょっとゆったりした演奏でも聴いてみたくなる。

アニー・ハズラムによるフォーレの「パヴァーヌ」

ルネッサンス解散後のアニー・ハズラムの動向は、寡聞ながら把握していなかったが、なんとフォーレの「パヴァーヌ」をモチーフにした曲がある事を知った。
「ブレッシング・イン・ディスガイズ」"Blessing in Disguise"(1994)に収録されている「ザ・スウィーテスト・キス」"The Sweetest Kiss"である。なので買ってしまった。
さらに調べたら、1985年の「スティル・ライフ」"Still Life"がまるごとクラシックネタで、その時点でもフォーレの「パヴァーヌ」をモチーフした「ザ・デイ・ユー・ストレイド」"The Day You Strayed"があったのでこちらも購入。
アルバム全体は後ほど聴くとして、まずは「ザ・スウィーテスト・キス」ちなみに、アレンジャーとして David Biglin and Man Fukuhara とあるが、Fukuharaって日本人?調べたがよくわからなかった。
しかし、やはり抜群の美声だなあ。いつかソロも全部揃えたくなるなあ。