ブルックナー 交響曲第4番「ロマンティック」のはしごが始まる。

先日の朝比奈さんの札幌アーカイブブルックナー 交響曲第4番「ロマンティック」を聴いた時、いやな予感がしたのだが(爆)案の定「ロマンティック」のはしごが始まってしまった(自爆)
以前「ブルックナー 交響曲第4番「ロマンティック」の個人的なベスト」
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20090415/p2
という記事を書いてから、もう10年近く経つのだが、若干追加もありそうなので、改めて「ブルックナー 交響曲第4番「ロマンティック」の個人的なベスト・再」という記事を書くかもしれない。

朝比奈隆 札幌アーカイブのシューマン 交響曲第3番「ライン」

シューマン 交響曲第3番「ライン」
朝比奈隆指揮 札幌交響楽団(1972)
札幌アーカイブ朝比奈隆である。
朝比奈さんのシューマンは第3番「ライン」が大フィルとの1994年盤、新日本フィルとの1995年盤、第4番が関西フィルとの1987年盤があるらしい。あるらしい、という事は持っていないという事ので、残念ながら聴き比べができない。
ゆっくりめのテンポで流麗な雰囲気なのだが、実はヴァイオリンのトレモロ的音型を強めにしっかりと弾かせているために、音楽の流れは非常に悪い。なんだ、この不器用っぽいな演奏は、と思いながら聴いていると、だんだんこれがはまってくる(笑)こういう「ライン」はたぶん他では聴けないとおもう。
しかしそうなると、特に金管なのだが、オケの弱さが惜しい。

朝比奈隆 札幌アーカイブの ブルックナー 交響曲第4番「ロマンティック」

ブルックナー 交響曲第4番「ロマンティック」
朝比奈隆指揮 札幌交響楽団(1978)
札幌アーカイブ朝比奈隆である。
私にとっての朝比奈さんのロマンティックは、やはり東京カテドラルの日本フィル盤
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20081211/p1
が印象深いが、今回の演奏は、かの有名なジァン・ジァンの全集内(1976)と、カテドラル盤の間の演奏という事になる(新日本フィルとの1979年の演奏も発売されたようだ)
ちなみにジァン・ジァンの全集は、アナログ時代は入手不可で、2000年にCD化されたのを知らなかった(汗)いま元値の倍近い値段がついている(涙)
東京カテドラル盤は残響の長さを考慮してかなりテンポが遅いが札幌交響楽団盤はそれよりやや速めの推進力の強い演奏で、真摯さでは負けていない。しかし、そうなるとどうしてもオケの非力さが目立つ形になり、東京カテドラル盤ほどの感動は味わえない。しかしこれも貴重な記録であることは確か。

朝比奈隆 札幌アーカイブの ワーグナー 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲

ワーグナー 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
朝比奈隆指揮 札幌交響楽団(1969)
朝比奈さんの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲(以下マイスタージンガー)は「管弦楽名曲集」(1980)があるが、札幌交響楽団盤は1969年演奏である。
朝比奈さんの事をすべてわかっているわけではないので、私の知る限りの話だが、朝比奈さんの古い録音と言えば、ジァン・ジァンのブルックナー交響曲全集が1976年、学研によるべートーヴェンの交響曲全集が1973年「運命」と「未完成」のカップリングで1972年、日本フィルとのブルックナー交響曲第7番(1968)等があるので、今回の札幌交響楽団とのマイスタージンガーは最も古い録音群の一つと言える。
朝比奈さんは亡命ウクライナ人指揮者メッテルに師事し、若い頃は非常にロマンティックな指揮をしていたが、1970年代後半ぐらいから自分が楽譜に書き込んだ注意書きやらなにやらをすべて消して、楽譜そのままを演奏するように努め始めた。
つまりは、今回の演奏は、そのロマンティックな指揮をしている頃の演奏という事になる。
1980年の演奏は非常に遅く始まり、気が付かないほどのアッチェレランドが少しづつかかる程度で、悠揚迫らざる名演であるが
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20101108/p1
1969年は、音価いっぱいに弾かせるスタイルは後年と同じだが、1980年盤より若干速めのテンポで始まり、その後どんどんテンポが上がり、中間部はテンポの変化が激しい。これはこれで聴衆を興奮させるなかなかに感動的な演奏。こういう演奏が残っていてくれて良かった。

八戸の熊

時折、うちの会社から1キロぐらい場所でよく熊が目撃されていたが、昨夜とうとううちの会社から国道45号に出たところの交差点のコンビニそばで目撃されたらしい。
コンビニの向かいにはガソリンスタンドもあるしかなり明るい。冬眠しているはずなのに、やはり餌がなかったのか。人がいる明るいところまで出てこなくてはならなくなったのか。

 

Amazonのアカウントが乗っ取られた

1月7日の夕方、スマホからアマゾンを起動しようとしたら一瞬画面が出てすぐ落ちることが続いた。おかしいな、と思ってスマホを再起動したら起動できるようになったのだがサインインができない。
アマゾンのアカウントはPCのメルアドなのでPCからアマゾンを起動したら英語版になっていた。
日本語版に戻してサインインしようとしてもできないのでパスワード変更手続きをしてサインインした。
気が付くと昼頃に英語のメールがアマゾンから届いていて、どうもパスワードが変更されたと書いているようだ。
つまりは海外からパスワードを変更してアカウントが乗っ取られたことになる。あわてて注文履歴を見たが不正な注文がなかったのでとりあえず一安心した。買う買わないは別にしてけっこうアマゾンで商品検索をするので早めに気づけよかった。
ところが昨夜、アマゾンから覚えのない商品レビューありがとうメールが来た。その商品のページに行ってみると、200件近くのレビューがすべて星5つ、というあり得ない状況。
なるほど、このステマのためのアカウント乗っ取りか、と納得。しかし、こんなすぐばれるようなことをして、かえってこの会社の評判が下がるのでは、と思ったら、逆に嫌がらせかも、等とも考えたりした。
たぶんパスワードは機械的に組み合わせを出してやっているのだろうから、これは防ぎようがないんだろうか。なんかいい方法はないかな。