ブルックナー 交響曲第4番「ロマンティック」
朝比奈隆指揮 札幌交響楽団(1978)
札幌アーカイブの朝比奈隆である。
私にとっての朝比奈さんのロマンティックは、やはり東京カテドラルの日本フィル盤
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20081211/p1
が印象深いが、今回の演奏は、かの有名なジァン・ジァンの全集内(1976)と、カテドラル盤の間の演奏という事になる(新日本フィルとの1979年の演奏も発売されたようだ)
ちなみにジァン・ジァンの全集は、アナログ時代は入手不可で、2000年にCD化されたのを知らなかった(汗)いま元値の倍近い値段がついている(涙)
東京カテドラル盤は残響の長さを考慮してかなりテンポが遅いが札幌交響楽団盤はそれよりやや速めの推進力の強い演奏で、真摯さでは負けていない。しかし、そうなるとどうしてもオケの非力さが目立つ形になり、東京カテドラル盤ほどの感動は味わえない。しかしこれも貴重な記録であることは確か。