イスの都

最近「ホールマーク」の「エクスカリバー 聖剣伝説」を見直したりして

エクスカリバー 聖剣伝説 完全版(1998) - 白亜森音楽雑感+

ほんの少し、ケルト・モード、アーサー王モードなのだが、だいぶ前に購入した中公新書ケルト神話と中世騎士物語(田中仁彦)」をぱらぱらっと見直していたら、序章で「イスの都」について触れていた。
以前ご紹介した、ラロのオペラ「イスの王様」

http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2019/03/06/045128

http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2019/03/07/045110

のモデルになった都市である。上記で
「思いっきりケルトではないか!!知っていたらもっと早く聴いていたのに」と書いているが、とっくの昔に「イス」については目にしていたことになる(汗)
この本は、内容はけっこう覚えていたが、固有名詞までは厳密な記憶に無かった・・・・今までもあったが、けっこうこういうパターンが多い・・・・・

 

 

 

 

 

「ばーん」の思い出

先日の「ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ」に「ばーん」の高田千尋さんが永野芽郁のものまねで出場し、思わずツィートしたら、思いがけず本人から「いいね」をいただいた。恐縮です(汗)
思えば「ばーん」を始めて見たのは2015年の元旦早朝の「おもしろ荘へいらっしゃい!」であった。青森出身というひいき目無しで「これは優勝いけるかも」と思うほど受けていた。しかし、その後に出場した「おかずクラブ」に、その場をすべてかっさらわれてしまった・・・・たぶん全国的にブレークするチャンスを、ここでつぶされたと思う。
その後は「ウチのガヤがすみません!」等、全国放送で時折見るものの、活動拠点は青森へ移行した。
しかし、ここ数年、青森の地方番組のレベルがぐっと上がったのは、吉本の「青森住みます芸人」である「キューティーブロンズ」や「あどばるーん」と共にに、この「ばーん」の功績によるものだと思う。
あどばるーん」がレギュラーだった「○っと!」の後継番組「夢はここから深夜放送 ラッキー」の「虎姉妹」は大好物(笑)

ペトリ・サカリのシベリウス 交響曲第5番

シベリウス 交響曲第5番
ペトリ・サカリ指揮 アイスランド交響楽団(1997)
細かい音型の積み重ねの部分で妙なアクセントを付けているので音の流れが悪くなっている。彼のこだわりなのかもしれないが、大変疑問。ここにきて、どうした!ペトリ・サカリ!と思ったが、べた褒めした6番、7番は2000年、他は1997年録音である・・・・うーん評価を先走り過ぎたか。

ペトリ・サカリのシベリウス交響曲全集 邦盤と洋盤の差異

前にも書いたが、今回購入したペトリ・サカリのシベリウス交響曲全集は邦盤であった。
ネットで"ペトリ・サカリ" "シベリウス交響曲全集"で検索すると、今回購入した通販サイトと違うサイトで別のジャケットのシベリウス交響曲全集(洋盤)を発見したのだが、収録曲が違う。
邦盤は埋め草的に「フィンランディア」と「タピオラ」が収録されているが、洋盤は「テンペスト」第1組曲、第2組曲である。
実は「テンペスト」第1組曲、第2組曲は、それぞれ単独発売の交響曲第2番、交響曲第6番&第7番に収録されており、洋盤は単独発売の交響曲のCDを4枚セットにしたもの。邦盤は日本独自の編集で、管弦楽曲集から上記の2曲が収録されているが、幻に終わったペトリ・サカリ&アイスランド交響楽団の来日記念盤だったという事情からかと思われる。
そうなると、邦盤の交響曲全集と管弦楽曲集2種を買ってしまった私にとっては「テンペスト」第1組曲、第2組曲が漏れてしまう事になる!というわけで、重複覚悟で交響曲第2番、交響曲第6番&第7番も注文してしまった(汗)
失敗したかと思ったが、購入したサイトでは洋盤のシベリウス交響曲全集がいくら探しても引っかかってこないので、これはしょうがなかったのか。

 

ペトリ・サカリのシベリウス 交響曲第6番

シベリウス 交響曲第6番
ペトリ・サカリ指揮 アイスランド交響楽団(2000)
テンポが実に丁度いい。今まで聴いてきた指揮者でも、ヴァンスカでさえテンポについては100%気に入った指揮者はいなかったが、この人は本当に丁度いい。テンポを上げて欲しくないと書いてきた第4楽章のラス前も、テンポの上げ方がゆっくりなので、最終的にテンポが上がってもあわただしい感じがしない。
バランスもけっこう新鮮な部分もあるが奇をてらっているわけではない。
いろいろな指揮者でシベリウスを聴いてきて、ここにきてやっと理想の指揮者に出会った気がする。っていうか、いろいろな指揮者でシベリウスを聴いてきた今だからこそ、ペトリ・サカリの良さがよくわかる。なんかこのまま同じような感想が続く気がする(汗)

ペトリ・サカリのシベリウス 交響曲第7番

シベリウス 交響曲第7番
ペトリ・サカリ指揮 アイスランド交響楽団(2000)

以前「ネット上でもほとんど情報が無い」と書いたペトリ・サカリであるが、購入したシベリウス交響曲全集が日本盤であり、ペトリ・サカリの解説もあった。なんと!彼もヨルマ・パヌラの教え子だというではないか!エサ=ペッカ・サロネンと同年の1958年生まれである。机を並べた事があるんだろうか。
さて、いつもシベリウス交響曲全集を聴き始める時に最初に聴く交響曲第7番からであるが、もう聴き始めから引き込まれた。
オケの響きがいいのは勿論だが、ヨルマ・パヌラのクレルヴォ交響曲の時に書いたどこまでも無理のない自然体の演奏である。こういう演奏を聴くと、今までシベ7はこう演奏してほしい、とかいう個人的なこだわりなぞどうでもよくなってしまう。というか、こういうシベリウスが聴きたかったのだ。
実は、カラヤン、フィルハーモニア管のシベリウスが少し早く到着して、やはり7番を聴き、シベリウスが生前カラヤンについて「自己作品の演奏における最高の解釈者の一人」と言った事も、なんとなくわかったのでそれについて書こうと思っていたのだが、それもどうでもよくなった(笑)シベリウスが現在生きていたら、ペトリ・サカリこそ最高の解釈者と言ったに違いない、と個人的には確信する。
個人的には、同じNaxosのティントナーのシベ7と双璧をなす名盤だと思う。