ペトリ・サカリのシベリウス 交響曲第6番

シベリウス 交響曲第6番
ペトリ・サカリ指揮 アイスランド交響楽団(2000)
テンポが実に丁度いい。今まで聴いてきた指揮者でも、ヴァンスカでさえテンポについては100%気に入った指揮者はいなかったが、この人は本当に丁度いい。テンポを上げて欲しくないと書いてきた第4楽章のラス前も、テンポの上げ方がゆっくりなので、最終的にテンポが上がってもあわただしい感じがしない。
バランスもけっこう新鮮な部分もあるが奇をてらっているわけではない。
いろいろな指揮者でシベリウスを聴いてきて、ここにきてやっと理想の指揮者に出会った気がする。っていうか、いろいろな指揮者でシベリウスを聴いてきた今だからこそ、ペトリ・サカリの良さがよくわかる。なんかこのまま同じような感想が続く気がする(汗)