村上“ポンタ”秀一と「にがい涙」

名前だけで仕事がとれる日本人ドラマーの草分け的存在だった村上“ポンタ”秀一が亡くなられた。
改めて参加作品を調べてみてびっくり、先日取り上げたザ・スリー・ディグリーズの「にがい涙」があるではないかっ!

 (亡くなられたのが9日、記事は4日と5日・・・・シンクロニシティ?)

http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2021/03/04/065335

http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2021/03/05/055656

上記では、テンポが上がってボーカルがよりアグレッシブになっているという理由でライブ版を貼り付けたが、今回はスタジオ版をはりつける。彼のドラムをご堪能あれ!

 

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訃報 大塚康生

大塚康生さんが亡くなったそうだ。

太陽の王子 ホルスの大冒険作画監督
ルパン三世 (TV第1シリーズ)」キャラクターデザイン・ 作画監督
未来少年コナン作画監督
ルパン三世 カリオストロの城」キャラクターデザイン・作画監督
等々


特に、「ルパン三世 (TV第1シリーズ)」の前半(いわゆる大塚ルパン)は、キャラクターデザインが最もしっくりくる。峰不二子なぞ、声の二階堂有希子ともあいまって、もっともキュートであったと個人的には思う。
また、演出:宮崎駿さんとのコンビは(ルパン以降)鉄壁だったと、当時思っていたので、「風の谷のナウシカ」の情報が上映前に明らかになった時に、なんで作画監督が大塚さんじゃないのか!とがっかりした思い出がある。
ご冥福をお祈りします。

高田ぽる子(と、ヒコロヒーと、ZAZY)のはなし

以前、みほとけという芸人の話で、auの1週間日替わりで若手芸人が書いている4コマ漫画の事をちらっと書いたが

http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2020/05/05/080651

その中で、高田ぽる子とヒコロヒーは、以前から気になっていた。
ヒコロヒーは、最近ちょくちょくテレビで見かけるので、なるほどこういう芸風か、とわかったのだが、高田ぽる子はなかなかテレビに出ない。
ところが、昨日の「R-1グランプリ」決勝に出場したのでやっと見ることができた。ファイナルに残ってあとひとネタ見たかったが残念。個人的にはゆりあんを落とすべきだったと思う。
なので、今回の優勝はZAZYであるべきだった。
THE W の第1回もそうだったが、どうも世間はゆりあんに下駄をはかせて面白いと思おうとしているふしがあるのではないか?
いや、個人的にはゆりあんは好きだし、アメリカ進出も応援している。しかし、今更R-1に出て、他のピン芸人のチャンスをつぶさなくてもいいのでは、と思ってしまう。

安井かずみ「にがい涙」の話

昨日、ザ・スリー・ディグリーズの話を書いたのだが、あらためて「にがい涙」の歌詞がすごいな、と思ってしまった。
勿論、安井かずみという人は大ヒットメーカーの大作詞家なので、今更の話なのであるが。


この曲は、昨日も「よく覚えていた」と書いた「見てた!はずよ!」のサビから始まるのであるが、そのあとの

女が恋に あげたものなと どうでもいいけど
しめつけられる 人を愛する 真心だけはねえ

この2行だけで生々しい成熟した女性の女心の切なさが伝わってくる、と感じるのは私だけだろうか

また「真心だけは」でもなく「真心だけはね」でもなく「真心だけはねえ」である。この「ねえ」が実にいいなあ(ちなみにサイトによっては「真心だけはね」になっているものもある)

ザ・スリー・ディグリーズの話

先日、会社でよく音楽の話をする同僚と、実はアラベスクは・・・の話をして

http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2021/02/27/085606

そこから、当時のディスコ・ミュージックやらの話になって、そういえばザ・スリー・ディグリーズって日本語でも歌ってたよなあ、等と思い出した。
このブログでたまに出てくる洋楽コンピ12CDにはザ・スリー・ディグリーズは「天使のささやき」「荒野のならず者」「ソウル・トレインのテーマ」は収録されているが、日本語の歌はなかったので調べたら「にがい涙」であった。「見てた!はずよ!」はしっかり覚えていた(笑)
で、なんとなく、元曲があってそれに日本語の歌詞をつけたのかと思っていたら、おもいっきり日本のオリジナルだった(汗)
作詞:安井かずみ/作曲:筒美京平/編曲:深町純
である。凄い!
どうも、「天使のささやき」のヒット後、新曲を出そうとしないザ・スリー・ディグリーズに業を煮やして(むこうでは、ヒットしたらその曲を掲げてツアーで国中を廻って稼ぐ手法だが、日本では、次々とシングルを出さな限りレコード会社は儲からないという事情の違いがから)来日した時に「にがい涙」を急遽レコーディングしてもらったらしい。
先日のアラベスクもそうだったが、当時の日本の洋楽担当はアグレッシブだったのだなあ。

こちらが「にがい涙」

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こちらが日本語版「天使のささやき」

 

youtu.beなんと、日本のテレビショーの映像がまるまるアップされていた。
「ビッグショー 世界の恋人 ザ・スリー・ディグリーズを迎えて」これはNHKのはず。
ざっと見たが、司会が藤村俊二E・H・エリックだし、途中で3人に振袖を着させるってのが時代を感じさせる。本格的には休日にゆっくり見るつもり。(キャンディーズの年下の男の子を歌っているという情報もあり)

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