八劔金毘羅神社の山の話から、龍興山神社の話へ、そして「十三の冥府」

同じ課の若い社員が、三戸出身という事を知り、ピラミッドに見える八劔金毘羅神社の山を地元の人はどう認識しているのか知りたくて聞いてみたら知らないという。その人の住んでいたことろはここからけっこう離れているのでそんなものなのかな、と思った(さすがに望郷大橋は知っていた)ストリートビューを見せたら「へえ~!」と驚いていた。

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そうなると、もう一つ勝手にピラミッドに見えると思っている龍興山神社の山が、世間的にはピラミッドと思われているんだろうかと気になった。

blog.livedoor.jpで、ネットで調べていたら、なんと以前読んだ内田康夫の「十三の冥府」の中にピラミッドみたいな山として龍興山の記述がある、という記事があった!
「十三の冥府」を読んだのは2005年

https://hakuasin.hatenablog.com/entry/20050824/p1

実写化されたのを見たのが2010年

https://hakuasin.hatenablog.com/entry/20100929/p1

実際に龍興山神社へ行ってピラミッドみたいだと思ったのが2015年だから、「十三の冥府」を読んだ当時は龍興山神社の事をあまり認識していなかったので、さらっと読んでしまって記憶に無かったんだろうか・・・・ピラミッドと書いてあったら、私なら食いつきそうなものだが・・・・
内田康夫氏の旅情シリーズは、毎回その舞台となる場所で、綿密な取材をして書かれているというから、地元では龍興山神社はピラミッドみたいだ認識されている証拠になる!
今週末は3連休なんで、久々に「十三の冥府」を読み返すかな(あとドラマ版も)

Curved Air "Lovechild"(1973:1990)(と、ソーニャ・クリスティーナのソロ)

Curved Air については"Air Cut"(1973)までしか感想は書いていなかったが、実はその後 "Midnight Wire" (1975) "Airborne"(1976)も入手していた。感想を書かなかったのはたぶんピンとこなかったせいだと思う。"Airborne"は元コロシアム~グリーンスレイドのトニー・リーヴスがベースだったので期待をしていたが、当時のプログレバンドが皆打ち当たった壁、つまりはプログレ・ブームが去った後のポップスやAORとの妥協策が裏目に出ているパターンで、どっちつかずの作品になっていた。
そんな中、"Lovechild"というアルバムは、"Air Cut"発売後、1973年に録音された次のアルバムのためデモ演奏の音源で、メンバーの許可なく1990年に発売されたものだが、入手当初は"Air Cut"のメンバーだからだと思うがたぶん聴き流していたのだろう。
今回、思い立って久々に聴いてみたら、なんとヴォーカルのソーニャ・クリスティーナの単独作詞作曲の作品が8トラック中4トラックもあるのにまず驚いた。
Curved Airは、元々ダリル・ウェイ、フランシス・モンクマンが主導権を握り、その後も個性的なメンバーのぶつかり合いであったことは前にも書いた。なので、ソーニャが曲作りに参加したのは実は4作目の"Air Cut"からで、それも主に作詞担当、作曲も行っていたのは1曲のみであった。
それが、この"Lovechild"では4作品、というのは当時のバンドの事情もうかがえる("Midnight Wire"ではダリル・ウェイが復帰、他のメンバーは総入れ替え)
しかし、この4曲が実にいいのだ。Curved Airっぽく無いと言えば言えるのだが、激しい曲でさえしっとりとした情感に溢れている。
ソーニャ・クリスティーナは1980年からソロアルaバムを何枚か出しているが、"Lovechild"の4曲を聴くと、そっちに期待したくなってきた。

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羊文学「マヨイガ」

夜中にテレビをつけたら偶然このMVをやっていた。やたらと走っていて最初は何かと思った。
ギターがドソドゾしか弾かないのにコードが変化していく様が面白い。だるだるな感じはちょっとビリー・アイリッシュっぽい。何にせよ、このバンドを知れてよかった。

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忘れじの言の葉

愛読している漫画日記ブログでウォルピスカーター(寡聞にして知らなかった)の「忘れじの言の葉」という曲が紹介されていた。
最初は、これが男性の声?すごいなあ、と思っていたが、だんだん曲の方に興味が移った。この曲、一部にドリア調が使われている。ドリア調については以前書いたが

https://hakuasin.hatenablog.com/entry/20070812/p2

上記ではイギリスの古民謡と書いたが、実はアイルランドの古民謡で、つまりはケルトなのだ。同じケルトでもスコットランドはヨナ抜きだから、違いがあるのも興味深い。
「言の葉」という言葉から一瞬アーシュラ・K・ル=グウィン関連かと思ったが(「言の葉の樹」という長編がある)実はウォルピスカーターはカバーで、オリジナルは未来古代楽団による「グリムノーツ」というゲームのテーマ曲であった。
たぶんその界隈では有名な曲なんだろう、ウォルピスカーター以外にもカバーされている。
こういう曲から感じられる郷愁っていうのは、やはり古代ケルトと古代日本になんらかの関連があったのでは、と感じさせられる。
こちらがウォルピスカーター版

 

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こちらがオリジナル

 

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