One Of A Kind(1979)

Bruford
最初のが、我が最愛のドラマービル・ブラッフォードのソロ名義、次が「ブラッフォード」というバンド名義の2作目、メンバーは同じ。1枚目のあと、ギタリストのアラン・ホールズワースと「UK」(1978)に参加し、すぐさま、アラン・ホールズワースと脱退して2枚目を製作(あわただしい)これを聴くと、ウェットン+ジョブスン路線にどんな音楽性が加わって「UK」が製作され、また抜けていったのがよくわかる。音楽的にはプログレに未練を残したフュージョンということになると思うが、フュージョンというジャンル自体、ちょうどこの頃一般的に言われ始めたと思うので(ウエザーリポートの"Heavy Weather"が1977年だ)別に彼はジャンルを意識していたわけではないだろう。超絶テクニックが飛び交うが、けして重たくならず、かえってそれが物足りなかったりもする(個人的な意見)
ベースのジェフ・バーリンなぞ、前述のウエザーリポートのジャコ・パストリアスと比べても、らんら遜色が無いぐらいのうまさだが、彼ほどには話題にならなかったのがちょっと寂しい。(ジャコの登場は、当時フュージョン無関係だった私も衝撃を受けて、コピーなんかしたぐらいだから)