樹魔・伝説(1979,1980)

水樹和佳
それまで、良質ながらも普通の少女漫画を書いてきた彼女が、SFを書いたというので、当時はびっくりし、また読んでみて、かなり感動したものだ。確か ma ma doo!!のメンバー自己紹介の文に載せた覚えもある。ハード面、情緒面共にすばらしい。彼女はこれ以降「月虹 −セレス還元−」「イティハーサ」等の傑作を世に出すが、原点であるこの2作品の輝きは、今も失せていないと思う。
さて、ベスト2は悩むところだ。萩尾望都には決定だが