ベートーヴェン 交響曲第1番

シューリヒト指揮 ウィーン・フィルハーモニー交響楽団(1952)
上記ワーグナーのボーナス・トラックである(元々LP発売仕様だったので、余った時間に入れたようだ)
パリ音楽院管弦楽団(1958)より若干遅めだが、ダイナミックな演奏、パリ管の疾走感も素晴らしいが、こちらも素晴らしい。
シューリヒトの演奏を聴くと、この第1が、第3以降にはインパクトでは劣るものの、すでにハイドンでも、モーツァルトでもない、ベートーヴェンとしかいいようのない、スリリングな魅力を既に持っているということがわかる。
それにしても、この時期のウィーン・フィルの低弦は(何度も書くが)生々しいいい音だなあ。