ワーグナー「神々の黄昏」

ヤノフスキ指揮 シュターツカペレ・ドレスデン(1983)
ジークフリート:ルネ・コロ
ブリュンヒルデ:ジャニーヌ・アルトマイヤー
ハーゲン:マッティ・サルミネン
アルベリッヒ:ジークムント・ニムスゲルン
グートルーネ:ノーマ・シャープ
グンター:ハンス・ギュンター・ネッカー
ヴァルトラウテ:オルトルン・ヴェンケル
ヴォークリンデ:ルチア・ポップ
ヴェルグンテ:ウタ・プリエフ
フロースヒルデ:ハンナ・シュヴァルツ
第1のノルン:アンネ・イェヴァン
第2のノルン:ダフネ・エヴァンゲラトス
第3のノルン:ルース・ファルコン
序幕の二重唱が途中からどんどんテンポが速くなって「ラインの旅」ではものすごい速さになっている。ヤノフスキの「指環」はスケール感に乏しいとは、一般的な世評だが、それを犠牲にしてでも、ヤノフスキはこのスピード感をとったのだろう。これはこれでありだと思う。


今までこのヤノフスキの「指環」についてはいろいろ書いてきたけれども、一般的には歌手陣は間然するところがないし、シュターツカペレ・ドレスデンは美しいし、わかりやすく仕上げてあるので、これが3000円弱なのだから、とりあえず「指環」ってどんなのだろう、という人が気軽に買ってみるには最適ではないか。(ルチア・ポップもいるしね(笑))
それで興味がわいたら、ショルティでもベームでもクナッパーツブッシュでもフルトヴェングラーでもシュタインでもブーレーズでも(挙げすぎ(笑))買ってみたらよい。
ただし、超廉価の輸入盤なので解説の類は一切ないので、ネット等であらかじめ詳しくストーリーや場面の流れを把握しておくことをお勧めする。