ブーレーズのバルトークの初期管弦楽 と バルトークとは

バルトーク
2つの映像
4つの管弦楽曲
ブーレーズ指揮 シカゴ交響楽団(1992)
バルトーク30歳前後の作品であるが、共に見事な作品で、こういうストイックな現代音楽的作品は大好物だ。4つの管弦楽曲は第2楽章にスケルツォを配した交響曲と捉えられるがなぜ交響曲と名付けなかったのだろう。

 

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ネット上でこんな意見を見た


この人の音楽って多面体なんですよ。知的で晦渋だと思ってると結構明るくて脳天気だし、真面目一辺倒かと思ってると意外に皮肉屋で遊び心がある。根底にあるのは祖国ハンガリーの土着の民族音楽なんですけど、それにR=シュトラウスやドビュッシーの近代和声とストラヴィンスキーの原始主義的リズムの味付けが加わり、さらにシェーンベルクの十二音に対抗するかのような知的作曲法がその上にかぶさってる。
 この、まるっきり異質で本来は混じり合いっこない素材3つに固執した挙げ句の個性こそが、バルトークの面白さであり、わけの分からなさなんですよね。
ttp://homepage3.nifty.com/t-yoshimatsu/~data/BOOKS/Thesis/bartok01.html

おおー納得、というか、私自身もバルトークをどう捉えているのかを言葉にできずにもどかしい思いをしていたが、これを読んで助かった。