当時の結婚は、政略結婚や人質の意味合いが強い。
ちょっと前に、直虎の母の実家である新野家の桜が、今川家家臣庵原朝昌(助右衛門)に人質として輿入した。庵原朝昌は、今川家滅亡後、武田家や豊臣家家臣戸田家に仕えた後井伊直政に仕える事になる。直政と衝突し出奔後も紆余曲折後に帰参、大坂夏の陣で武功をあげている。帰参を許された、ということだから、衝突したとはいえ直政にとっても得難い家臣だったことは想像に難くない。しかし、人質として桜をむかえていなかったら、井伊家仕官はなかったかもしれない。そう思うと、この婚姻が彼の運命の分かれ道だったのだろう。元ゴーカイブルーのイケメン、山田裕貴が演じていたが、再度の登場を望む。
また最近、直政の母であるしのが、今度は徳川家への人質として徳川家家臣松下清景に嫁ぐが、松下清景は後に井伊家の家老となる。今回顔出しがなかったが、ぜひどなたかに演じてもらいたい。
しかし「スウィングガールズ」から13年、貫地谷しほりもいい役者になったものだ。