先日、久々に手元にあるグレゴリオ聖歌のCDを何枚か聴いて、何気なくグレゴリオ聖歌のウィキペディアを見てみたら、1990年代のグレゴリオ聖歌ブームについて以下のような文をみつけた。
こうしたグレゴリオ聖歌の大衆的な人気を象徴する事件となったのがサント・ドミンゴ・デ・シロス修道院のベネディクト会士によるアルバム「CANTO GREGORIANO」のスペインにおける大ヒットである。
このアルバムは聴いたことがなかったなあ、と調べたら廉価のユーズドがあったので購入した。(録音は、1973,1980~1982)
CD2枚組で、まあ、こんな感じだろうな、と聴き進めて、CD2の中ほどで聴き覚えのあるメロディが出てきた。それが「めでたし、この祝日」"Salve festa dies"で、以前書いた、聖モーリス及び聖モール修道院ベネディクト派修道士聖歌隊のグレゴリオ聖歌集
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20040913/p2
の第1曲目がこれであり、アナログ時代に私が初めて接したグレゴリオ聖歌であり、あまりのインパクトにこのメロディにインスパイヤされた曲を作ってしまったほどだった(いい歌詞が付かなかったので未完ではあるが)
大体グレゴリを聖歌は把握されていないほど曲が多いので、CDを何枚か買ってもほとんどかぶることが無い。そんななかでこの曲はけっこう人気曲(とは言わないな)著名な曲のようだ。
聖モーリス及び聖モール修道院ベネディクト派修道士聖歌隊盤は、本来アカペラであるべきところを、控えめなオルガン伴奏がついているが、これが実にいい味を出しているので、お勧めとしては聖モーリス及び聖モール修道院ベネディクト派修道士聖歌隊盤ということになる。