古関裕而と「モスラ」

モスラの歌」というのは、子供時代に聴いたせいもあろうが、私にとってはジャンルを超越した、ある種別格の曲なのだが、その「モスラの歌」の作曲が古関裕而であることを知らずにいて「己の思い上がりと不明を恥じる」と以前書いた。

http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2019/11/07/050054

しかしである。さらに不明を恥じる事態になてしまった。
というのは、上記の時点でも、東宝特撮の音楽は伊福部昭であり「モスラの歌」のみが古関裕而の作曲かと、なんとなく思い込んでいたのだが「モスラ」という映画自体の音楽がまるまる古関裕而であることを今更ながらに知った(厳密に言うと「インファントの娘」のみ池すすむ)

なので、デアゴスティーニ東宝特撮シリーズで購入していた「モスラ」を、音楽に注意しながら再度見直した。(他のデアゴスティーニ東宝特撮シリーズはブログに感想を書いていたのに、なぜか「モスラ」は書いていないのも、今となっては不思議だ)
で、冒頭のテーマからシンフォニックな感じが実に良く「エール」でもやっていた国際作曲コンクール第2位の「竹取物語」の楽譜が行方不明となっていて、クラシック時代の古関裕而を聴くことができない今となっては、その時代を髣髴とさせてくれる貴重な映画音楽だと思う。
で、これはサントラを買わねば!と思ったらえらい高値がついている。せっかく朝ドラで注目されているのだから、再発して通常価格で入手できるようになってほしい。