AKB48 チーム8 横山結衣の快挙

特にアイドルやAKBとかに興味があるわけではないが、AKBの地方2軍扱いだと勝手に思っていたチーム8の青森県出身 横山結衣が堂々とAKBのセンターをとった様子を見た。
正直、地方番組でしか見れないのかと思っていた横山結衣が、全国放送、それもAKBのセンターである。ファンでなくても感慨深い。地方チームでがんばった甲斐があったんだねえ。

 

ディーリアス 幻想曲「夏の庭で」3種

ディーリアス 幻想曲「夏の庭で」

ハンドリー指揮 ハレ管弦楽団(1980)(ワーナー)

マッケラス指揮 ウェールズ・ナショナル・オペラ管弦楽団(1989)(デッカ)

ローレンス指揮 BBCコンサート管弦楽団(1974)

出版譜にに引用として、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティの詩、出典不明の詩が挙げられている。たぶん庭に咲く花等をテーマにした作品。先日のグレインジャー版の「ブリッグの定期市」を買ったおかげで3種類の演奏がそろった。
やはり、ディーリアスはこういう独特の自然の表現が前面に出る曲がいいな。
ローレンス盤が「第1版」とジャケットにある。1908年作曲、1909年に改訂されたようなので、改訂前の版なのだろうか。
単純に改訂版は約14分、第1版は約17分なので、ディーリアス自身が冗長と思える部分をカットしたのだと思うが、第1版は第1版で趣きがあっていい。
本来軽やかな曲なのだろうが、マッケラスは軽やかさが過ぎて安っぽくなっている。ハンドリーが丁度いい軽やかさだが、ローレンスのしっとりとした演奏も捨てがたい。

ディーリアス 交響詩「生命の踊り」2種

ディーリアス 交響詩「生命の踊り(人生の踊り)」

グローヴズ指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(1974)(EMI)

デル・マー指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(1990)(ヘリテイジ)

交響詩「踊りは続く」の改訂版とのこと。しかしそれ以上は日本でも海外でもネット上の情報が無い。
非常にドラマティックな曲なのだが、同じ曲なのにこの2つの演奏、驚くほど印象が違う。
グローヴズ盤は「きっちりと」ドラマティックに演奏しているのだが、デル・マー盤は不思議な浮遊感があるというか、なんか混とんとしているというか。普通に演奏したらどっちが正解かは現時点ではわからないが、演奏として面白いというか気に入ったのはデル・マー盤である。

グレインジャーの「ブリッグの定期市」とディーリアス版

グレインジャー「ブリッグの定期市」
アシュリー・ローレンス指揮 BBCシンガーズ(1974)
ガーツ・ロバーツ(T)

ディーリアス「ブリッグの定期市」
アシュリー・ローレンス指揮 BBCコンサート管弦楽団(1974)

以前「是非グレインジャーの合唱版も聴きたい」と書いた「ブリッグの定期市」であるが
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2018/11/12/050957
通販サイトを探したらあった!ディーリアス「ブリッグの定期市」と同日のライブ音源のようだ。
こうやって、元曲も聴いてみると、また味わいが深くなる。グレインジャーの合唱版は、トラディショナルに興味がある人にはお勧め。
ローレンスはニュージーランドで生まれ、イギリスのロンドン王立音楽学校を卒業した指揮者とのことで、真摯な指揮ぶりは好感がもてる。

このCDは他に

「イルメリン」前奏曲
ノルウェー組曲
幻想曲「夏の庭で」(第1版)
ダンス・ラプソディ第2番

が収録されており、ノルウェー組曲は3BOXにもティントナー盤にも収録されていなかったので、これは助かる。

グレッグ・レイクへの懺悔

以前書いたかもしれないが、私がプログレに出会ったのは高校生の時、音楽の授業で教育実習生が教室でかけた、ELPの「タルカス」が最初だった。(ストラヴィンスキーの「春の祭典」もかけてた)
そして、ELPのベース&ボーカルのグレッグ・レイクがELPの前に、キング・クリムゾンというバンドにいた、という情報から、どんどんプログレにのめりこんでいった気がする。
で、グレッグ・レイクであるが、ピック弾きによるフェンダージャズ・ベースの締まった音は、当時の私の憧れだったし、ベーシストがアコギを弾きながら歌うというスタイルがあっていいのだ、という事を提示してくれたし、1stや「展覧会の絵」あたりの、3楽器が対等に渡り合うインタープレイも素晴らしいと思っていた。
しかし、だんだんキースの左手をなぞるようなプレーに移行していってベーシストとしてのグレッグに興味をなくしていった。
以前、こんなことを書いた。
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20040623/p2

最近、ナイスを聴き直した後
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2018/11/11/115725
その流れでELPも聴き直していて、そういえばグレッグ・レイクの使用楽器ってなんだったんだろう、と思った。
ライブの「レディース・アンド・ジェントルメン」は、ジャケット写真からギブソンのリッパーであることはわかっていたが(キッスのジーン・シモンズが弾いてたやつ)いわゆるワークス以降はなんだったんだろう、と調べたらなんとアレンビックの8弦ベースであった!
そういえば「庶民のファンファーレ」とか、やたらシャカシャカした音が混じっているのは分かっていたが、8弦ベースの高いほうの弦の音であったのだ。(ファンには当たり前の話だろう、今更でごめんなさい)
なんでそこまで気づいていながら8弦ベースに思い至らなかったのか、については言い訳がある。
ディープ・パープルの「ライブ・イン・ジャパン」でも、似たようなシャカシャカしたベース音が聴こえる個所があるのだが、当時のベーシスト、ロジャー・グローヴァーの当時の使用楽器はかのリッケンバッカーで、このベースは(機種により)ジャックが2つあり、2つのピックアップからの音を別々のアンプからも出すことができた。なので、リア・ピックアップの音が強調されてシャカシャカいっているのだと、勝手に解釈していて、グレッグ・レイクの場合もそんな感じなのかしら、と思い込んでいたのだ。

で、グレッグ・レイクが8弦ベースを弾いていた、となると、それは初期のころよりフレーズはおとなしくなるわな、っていうか、逆によく8弦ベースであれだけ弾いていたな!とびっくりしてしまった。
想像がつくと思うが、それでなくても太いベース弦の横にオクターブ上の弦があり、それを同時に押さえなくてはならないのだから、相当な習練がいる。(ネット情報だと、押さえるのは意外に楽だが、速いフレーズは無理、とあった)
"A Time & A Place"という発掘ライブ音源BOXでは、1978年演奏のの「タルカス」全曲が収録されているが、ここでも8弦ベースを弾きまくっているのだ!
というわけで、グレッグ・レイクさん、ごめんなさい。あなたは最後まで素晴らしいベーシストでありました、という懺悔でした。

ディーリアス 夜想曲「パリ - 大都会の歌」3種

ディーリアス 夜想曲「パリ - 大都会の歌」

マッケラス指揮 ロイヤル・リヴァプールフィルハーモニー管弦楽団(1991)(EMI)

コリンズ指揮 ロンドン交響楽団(1953)(デッカ)

デル・マー指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(1990)(ヘリテイジ)

マッケラスはいつものデッカBOXではなくEMIBOX。
この曲は「初期の最後を飾る曲である」とも「R・シュトラウスの影響を受けている」とも言われている。確かにR・シュトラウスを思わせる部分が多々ある。
しかし(少なくとも私は)ディーリアスにR・シュトラウスを求めていないし、そのくらいだったらR・シュトラウスの曲を聴く。
そんな中、モノラルのコリンズ盤はパリの喧騒をあられもなく表現した、逆に潔い演奏で好感がもてる。
最も遅いテンポのデル・マー盤は、喧騒よりしっとり感が前に出て、これはこれでいい。
一番中途半端なのがマッケラス盤かな。

休みで良かった

今朝は雪である。
本年はホイールごと冬タイヤ購入で、購入と交換予約は次の日曜、古い方は既に業者さんに引き取ってもらい済みなので、今雪が降られてもどうしようもない。
娘を送る頃には溶けているとは思う。
本日が休みでつくづく良かった。