ディーリアス 夜想曲「パリ - 大都会の歌」3種

ディーリアス 夜想曲「パリ - 大都会の歌」

マッケラス指揮 ロイヤル・リヴァプールフィルハーモニー管弦楽団(1991)(EMI)

コリンズ指揮 ロンドン交響楽団(1953)(デッカ)

デル・マー指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(1990)(ヘリテイジ)

マッケラスはいつものデッカBOXではなくEMIBOX。
この曲は「初期の最後を飾る曲である」とも「R・シュトラウスの影響を受けている」とも言われている。確かにR・シュトラウスを思わせる部分が多々ある。
しかし(少なくとも私は)ディーリアスにR・シュトラウスを求めていないし、そのくらいだったらR・シュトラウスの曲を聴く。
そんな中、モノラルのコリンズ盤はパリの喧騒をあられもなく表現した、逆に潔い演奏で好感がもてる。
最も遅いテンポのデル・マー盤は、喧騒よりしっとり感が前に出て、これはこれでいい。
一番中途半端なのがマッケラス盤かな。