ソニー・ロリンズ「サキソフォン・コロッサス モノ&ステレオ」の謎(とチャールズ・ミンガスの「直立猿人」)

大昔にバイトをしていたジャズ喫茶で耳したアルバムが懐かしくてCDを入手した、という話は何回か書いてきているが、そう言えばソニー・ロリンズは1枚ももっていなかった、という事を思い出した。
とうわけで買ってみようと思ったが、ソニー・ロリンズと言えばやはり「サキソフォン・コロッサス」だろう、ということで某通販サイトでお安いのがないか調べていたら、「モノ&ステレオと銘打たれた2CDが、1CDものより安い値段で出品れていたので買ってしまった。
日本語の帯が付いているが、実質輸入盤で、日本語の解説が一切ない。ネットで調べてもモノラル盤とステレオ盤との関係がよくわからない。現在流布しているのはどっちなんだろう。

それはさておき、ざっと聞いてみるが、最近、チャールズ・ミンガスの「直立猿人」(「サキソフォン・コロッサス」と同年の1956年発表)も久々に聴きなおしたのだが、いわゆるハードバップの時代のジャズは、コルトレーンのジャズジャズしい時代にも増して、個人的にはけっこう苦手であることがよくわかった。いや、両方とも名作であることはよくわかっているのだが。
あまりにも有名な「セント・トーマス 」は、多分ジャズを聴かない人にとっては、いわゆる「聴いたことがあるのに曲名がわからない有名曲」のたぐいに当たるであろう。

 

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訃報 なかにし礼

中村泰士に続く訃報である。
いかにも王道の阿久悠に比して、変わった角度から切り込むなかにし礼の詞は、思春期の少年にはドはまりであった。
由紀さおりの「手紙」弘田三枝子の「人形の家」(共に作曲は川口真)は、子供の頃買った2番目と3番目のシングルだった気がする。(1番目は「ドリフのほんとにほんとにご苦労さん」)
他にも(歌手の五十音順)
朝丘雪路「雨がやんだら」
アン・ルイスグッド・バイ・マイ・ラブ
島倉千代子「愛のさざなみ」
ハイ・ファイ・セット「フィーリング」
ピーター「夜と朝のあいだに」
ザ・ピーナッツ恋のフーガ
ペドロ&カプリシャス「別れの朝」
etc.etc
あ、今気づいたが、当時読んでいた一条ゆかりの(今見ると)ちょっと大げさな感じの悲壮感に通じるものがあったから好きだったのかな?

どうでもいい夫婦の話

ちょっと前に、イギリスの首相がしゃべっているニュース映像が流れて、こてこてのイギリス英語だなあ。(モンティ・パイソンの)グレアム・チャップマンのコントのキャラかよ、と思ってたら、奥さんが「この人見てるとだれかを思い出す・・・モンティ・パイソンの・・・・グレアム・・・なんだっけ」「チャップマン!俺もそう思ってた!」
昨日はM-1の錦鯉について「つっこみのタイミングとか声質とかすごくいい」(そうそう、ハチミツ二郎っぽいよなあ)「で、ハチミツ二郎を思い出した」!!!それ今俺が言おうと思ってたこと!
結婚して20年ちょっとだが、今でもこういうことがあると、なんだかうれしい。

平内の引ノ越山

12年前に、奥さんの実家の五所川原へ行く際に、当時はみちのく有料道路を使わずに、4号線を使っていたのだが、平内のコンビニから見えた山の形が珍しかったので写真を撮っていたのをなぜか思い出した。
ブログ移行の際に、タイトルや記事と写真がばらばらになったようで、記事はこちら

http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20080103/p1

写真はこちら

http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20080103

当時はガラケーで写真もえらく小さいのだが、いわゆる円錐状の山ではなくて山頂部がいびつに曲がってしまったような、不思議な形であった。
で、山の名前とかが知りたくなって、まずは当時のコンビニがどこだったかをストリートビューで丹念に確認していったら、どうも引ノ越山(ひきのこしやま)というらしい。
こちらの地方新聞の山紹介のサイトがわかりやすい。

https://www.toonippo.co.jp/common/previous/photo_studio/110mountains/aomori/hikinokoshi/index.html

ここに載っている写真を見ていただければ、不思議な形、というのが決してオーバーな表現でないことがわかっていただけると思う。記事でも「県内の山でこれほど奇異な姿をした山は無い」とある。
で、なんでこんな形になったかというと、採石のせいなんだとか・・・・うーん、なんかもうちょっと噴火とか伝説とかロマンティックな理由が欲しかったな(笑)
当地からは1時間半強で行けるようなので、暖かくなって余裕がある時にでも行ってみたいものだ。

 

 

 

 

 

M-1 2020

敗者復活戦でトップバッターのインディアンスは基準点扱いで割を食った。
東京ホテイソンの点数は低すぎ、ニューヨークの点数は高すぎ。吉本忖度?
今回、皆面白かったし、みんな進歩していた。
決勝の3組もほとんど差が無いが、マヂカルラブリーは(個人的には苦手だった)独特の世界観を残しながら普遍性を持たせるのに成功したのが勝因なんだろう。