グローヴァー・ワシントン・ジュニア「ソウル・ボックス」(1973)と奥さんの話

以前、グローヴァー・ワシントン・ジュニアの「ソウル・ボックス」について書いた事があったが

https://hakuasin.hatenablog.com/entry/2014/01/21/050242

昨日、週に1回の買い出しでに奥さんと出かけた時に、久々にこのアルバムを車でかけたのだが、奥さんが「これ日本人じゃないよね」と言う。どうも、彼女がはまった80年代の日本のドラマのBGMと大変雰囲気が似ているらしい。
それで、グローヴァー・ワシントン・ジュニアの70年代のアルバムで、スムーズ・ジャズの事と、それが80年代にはやったこと、そして彼がその父と言われている事を伝えると、ああ、それを聴いた人が影響を受けて、そのドラマのBGMを作ったんだね、との事だった。なかなかに興味深い話だった。

 

ひつじねいり

納言の薄幸がやさぐれ酒場で、気になる後輩として、ひつじねいりの名を挙げていた。
すべっているのを見た事が無い。いずれM-1(決勝)にも出てくる、というので気になって動画を見てみた。
確かに台本はよくできてるし、ボケとツッコミのキャラ立てもいいので、これは今後メジャーになってくるのが楽しみだ。

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エル・シドの吹替え版

エル・シドについては何回か書いているし、吹替えで見たいと書いてきた(エル・シドで検索してみてください)
なんと、吹替え版を含むブルーレイが3月3日に発売されるとか!でも・・・・今の私にはお高いなあ~
でも、家弓家正さんの声が聞きたいなあ。

ちなみに今回はテレビ東京版なので、フジテレビ版の内海賢二さんは入ってない。痛し痒し。

King Crimson Cat Food Top Of The Pops

もう20年以上前の東京在住時に、近所にロックの海賊版ビデオを置いている店があって、けっこう買ったのだが、その中にキング・クリムゾンのものがあった。
映像はいわゆる「太陽と戦慄」期のものなのだが、ジャケット写真がちょっと変わったものだった。
真ん中に生ギターを抱えたグレッグ・レイク、そして後ろにはベースを抱えたピーター・ジャイルスがいたのである。
この二人が同時にステージに上がったことは無いはずだし、スタジオっぽいのでテレビ番組であろう、いったい何の曲を演奏したんだろう、等と考えていたが、当時は詳しい情報を得る方法も無く、そのままになっていた。
先日、たまたま久しぶりに、キング・クリムゾンを抜けたマイケル・ジャイルスとイアン・マクドナルドのユニット「マクドナルド・アンド・ジャイルズ」のCDを聴いたのだが、解説を読んでびっくりした。マイケル・ジャイルスが脱退後に、BBC の"Top Of The Pops"に主演した、とあったからだ。解説は読んでいるはずなのに、まったく気づいていなかった・・・(汗)
この時期は、既にグレッグ・レイクもマイケル・ジャイルスもイアン・マクドナルドキング・クリムゾンを脱退しており「ポセイドンのめざめ」ではグレッグ・レイクとマイケル・ジャイルス、そして元ジャイルス、ジャイルス&フリップのベースのピーター・ジャイルスは正式メンバーではなく、協力という形で参加している。
そしてテレビ出演ということで、その協力体制もままのメンバーで出演のしたのだろう、と想像がつく。
で、調べたら、この映像が見つかった。いい時代になったものだ。
当時、シングル発売された「キャット・フード」であるから、このメンバーで間違いは無いのだが、口パクなのはちょっと残念。それでも貴重な映像である事は確か。ピアノもキース・ティペットも見れるしね。グレッグ・レイクはボーカルしか担当していないはずだが、さすがに手持無沙汰を恐れたのか申し訳程度に生ギターを抱えていたのも面白い。しかしこの頃のグレッグ・レイクのハンサムさ加減は無敵だな。

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ジェフ・ベックとクラフトワーク

先日亡くなったジェフ・ベックであるが、昔からジェフ・ベック・グループとか、ベック・ボガート&アピスとか、欲しい欲しいと思いながらも、ついつい後回しになっていて、手元にあるのはヤードバーズ時代のアルバムと「ライヴ・ワイアー」(Jeff Beck With the Jan Hammer Group Live)のみでる。たぶん、発売当時、ビートルズの「シーズ・ア・ウーマン」のカバーがヒットしていて(レゲエ調+トーキング・モジュレーターで話題だった)以前にも書いたが、若い頃はとにかくライブ盤優先で買っていたので、アナログ盤を持っていたので、CD時代になって懐かしくて買った気がする。
ちなみに、ジェフ・ベックのアルバムのように日本では売られていたが、実はヤン・ハマー・グループのライブにゲスト出演した時のライブ演奏から選択されたもの。
で、追悼ではないが、本当に久しぶりに聴いてみたのだが、1曲目の「フリーウェイ・ジャム」の主要メロディーを聴いて、なんか聴いたことがあると思ったら、クラフトワークの「アウトバーン」の中間の、リズムがゆっくりになった時の上昇的なメロディーとそっくりなのであった。
慌てて調べたら「フリーウェイ・ジャム」初出は「ブロウ・バイ・ブロウ」(1975)で、録音は1974年、作曲者はこのアルバムに参加しているキーボード奏者のマックス・ミドルトンである。
そしてクラフトワークの「アウトバーン」は1974年発売・・・・微妙だな。
偶然なんだろう。もしくは、両方ともテーマが高速道路だから、何か共通の元ネタがあるのか、とも思った。
ネットでいろいろと調べてみたが海外サイトを含めて、この事実を指摘する情報は無いように思われる。うーん、完全に「それって、あなたの感想ですよね」なのかも知れない。