ジェフ・ベックとクラフトワーク

先日亡くなったジェフ・ベックであるが、昔からジェフ・ベック・グループとか、ベック・ボガート&アピスとか、欲しい欲しいと思いながらも、ついつい後回しになっていて、手元にあるのはヤードバーズ時代のアルバムと「ライヴ・ワイアー」(Jeff Beck With the Jan Hammer Group Live)のみでる。たぶん、発売当時、ビートルズの「シーズ・ア・ウーマン」のカバーがヒットしていて(レゲエ調+トーキング・モジュレーターで話題だった)以前にも書いたが、若い頃はとにかくライブ盤優先で買っていたので、アナログ盤を持っていたので、CD時代になって懐かしくて買った気がする。
ちなみに、ジェフ・ベックのアルバムのように日本では売られていたが、実はヤン・ハマー・グループのライブにゲスト出演した時のライブ演奏から選択されたもの。
で、追悼ではないが、本当に久しぶりに聴いてみたのだが、1曲目の「フリーウェイ・ジャム」の主要メロディーを聴いて、なんか聴いたことがあると思ったら、クラフトワークの「アウトバーン」の中間の、リズムがゆっくりになった時の上昇的なメロディーとそっくりなのであった。
慌てて調べたら「フリーウェイ・ジャム」初出は「ブロウ・バイ・ブロウ」(1975)で、録音は1974年、作曲者はこのアルバムに参加しているキーボード奏者のマックス・ミドルトンである。
そしてクラフトワークの「アウトバーン」は1974年発売・・・・微妙だな。
偶然なんだろう。もしくは、両方ともテーマが高速道路だから、何か共通の元ネタがあるのか、とも思った。
ネットでいろいろと調べてみたが海外サイトを含めて、この事実を指摘する情報は無いように思われる。うーん、完全に「それって、あなたの感想ですよね」なのかも知れない。