ヤードバーズの2nd

Yardbirds(Roger the Engineer)(1966)
ヤードバーズ
昔、渋谷陽一の「レコードブック」というロックのレコードの紹介本があり、随分重宝したものである。その中でヤードバーズジミー・ペイジが参加した「リトル・ゲームス」(このアルバムの次)の解説が興味深かった。手元には「レコードブック」の増補改訂版「ロック ベスト・アルバム・セレクション」があるので、確認しようと思ったが、なぜか「リトル・ゲームス」の欄が未収録である。
なので、まったくの記憶を頼りに書くが、こんな感じだったと思う。
ジェフ・ベックは工夫に工夫を凝らして、キース・レルフのボーカルの欠点を目立たさないようにしていたが、ジミー・ペイジはもっと簡単な方法をとった。要は、歌わさないのである(笑)
それが印象的だったので、これを聴いてなるほどな、と思った。1stはほとんどがブルースのカバーだったが、こちらは一応全員名義のオリジナル曲のみで、ボーカルの扱いのみならず、全体にブルースロックから跳び立とうという意欲にあふれた工夫がみられる