歴史

侍浜 再び

先日、古本屋で「歴史マガジン文庫」というシリーズの「奥州藤原四代「炎の生涯」」というのを見つけた。十数人の作家や歴史家が与えられたお題に従って書いた文章をまとめたものだが、高橋克彦さんの名前もあったので買ってみたのだが、そこで荒巻義雄が義…

春秋戦国時代のマンガ(「キングダム芸人」)

春秋戦国時代のマンガアメトークで「キングダム芸人」というのをやっていた。最近コンビニ本で横山光輝の「史記」を見かけるなあ、と思ったら、キングダム人気のせいだったのだ。史記の内容をそのまま漫画化するというのは前述の横山光輝や鄭問の「東周英雄…

八戸の古墳群

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八戸の義経伝説 完結編

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八戸の義経伝説 三か所

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八戸の義経伝説 熊野神社

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阿光坊古墳群

阿光坊古墳群地元近くの遺跡系は把握していたつもりだったが「阿光坊古墳群」というのを全く知らなかった。おいらせ町の45号線沿いにあるのだが、奥さんの地元の五所川原へ行く際に、今は農道を使って六戸へ抜けるのだが、以前国道を使っていた頃は必ずここ…

ムロツヨシの「新解釈・日本史」

シチュエーションコメディ「新解釈・日本史」(2014)「勇者ヨシヒコ」で知ったムロツヨシも、NHKの朝ドラに出演したりして、すっかりメジャーになった。我が家では夫婦親子揃ってお気に入りの俳優さんの一人である。先日も、日曜朝の対談番組に「勇者ヨ…

鹿島曻の話

鹿島曻の話1980年代に、今で言うところの「トンデモ歴史本」をよく読んでいたのだが、この鹿島曻(のぼる)の本もそれに含まれる。「曻」を「昇」だと思い込んでいて、通販サイトでも昔は「鹿島昇」ではなかなか引っかからなくて、入手できないのだと思い込…

八戸の義経伝説 高館

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「かぐや姫の罪」三橋健

「かぐや姫の罪」三橋健アニメに便乗した本かと思いきや、なかなかに面白そうだったので買ってみた。「竹取物語」は、求婚の五貴公子のモデルについての考察とかは読んだことがあったが、かぐや姫を迎えにきた天人が「かぐや姫は罪を犯したために地上に流さ…

清心尼(南部祢々(弥々)(寧々))の小説

清心尼(南部祢々(弥々)(寧々))の小説以前、南部氏について簡単に書いた事があったがhttp://hakuasin.hatenablog.com/entry/20091012/p5例の「九戸政実の乱」の時の藩主、南部信直の嫡子利直の姉が、根城南部氏の直栄に嫁いで生まれたのが祢々であり、…

星野之宣「宗像教授シリーズ」

星野之宣「宗像教授シリーズ」先日ちらっと書いたのだがhttp://hakuasin.hatenablog.com/entry/2014/08/04/045312久々に「宗像教授シリーズ」を読み返した。思えば最終巻が出たのがかの3.11の大地震の直前であった。http://hakuasin.hatenablog.com/entr…

帚木蓬生「聖灰の暗号」

帚木蓬生「聖灰の暗号」先日「カタリ派」についてちらっと書いたがhttp://hakuasin.hatenablog.com/entries/2014/07/11ちょっと興味をもったのでいろいろと調べていたらこの本にいきあたった。カタリ派の古文書にまつわるミステリーである。カタリ派に対する…

八戸にある柳原白蓮の歌碑

八戸にある柳原白蓮の歌碑今朝の地方紙をみてびっくりした。「赤毛のアン」の翻訳でも知られる村岡花子をモデルとしたNHK朝ドラ「花子とアン」に登場する、花子の腹心の友の蓮さま(仲間由紀恵)のモデルとなった柳原白蓮が、なんと1950年に当地八戸の蕪…

北森鴻 浅野里沙子「邪馬台 蓮丈那智フィールドファイル」

北森鴻 浅野里沙子「邪馬台 蓮丈那智フィールドファイル」先日書店で見つけてびっくりして買ってしまった。北森鴻が早世したのは2010年で、こんな事を書いた。http://hakuasin.hatenablog.com/entries/2010/01/27その連載中だったのが「蓮丈那智フィールドフ…

北村薫「ベッキーさん」シリーズ

北村薫「街の灯」(2003)北村薫の「ベッキーさん」シリーズ第1作である。何も知らない頃はシリーズ名からユーモア・ミステリーかしら等と思っていたが、全く違った。昭和初期、士族のお抱え運転手(当時としては珍しい若き女性)がベッキーさんなのだが、…

横浜町 源氏ヶ浦

横浜町 源氏ヶ浦先日の地方紙に横浜町の源氏ヶ浦の紹介記事があった。前九年の役で安倍貞任は厨川柵で死ぬのだが、伝説ではどこまでも北へ逃げることになっている。http://hakuasin.hatenablog.com/entries/2013/05/26そこまでは把握していたのだが、貞任を…

邦光史郎「幻の銅鐸」「幻の貴人古墳 」

邦光史郎「幻の銅鐸」(1984)それまでは1年に1、2作のペースだった「幻シリーズ」も一息ついたのか、前作から6年あいている。そういえば、銅鐸というものを初めて知った時、それが日本史の中にまったく記載されていない謎の存在だと知ってびっくりした…

邦光史郎「幻の法隆寺」「幻の恋歌」「幻の古代文字」

邦光史郎「幻の法隆寺」(1977)歴史は勝者が作る。ゆえに敗者について書かれた歴史的記述は、眉に唾をつけて読まなければならない。聖徳太子の時代は、蘇我氏、そして聖徳太子自身についても、この作品で指摘されている通り歴史的記述には矛盾が多い。(物…

邦光史郎「幻の騎馬王朝」「幻の日本原人」

邦光史郎「幻の騎馬王朝」(1976)次々の変死をとげる「語り部」達、という展開に魅かれて読み進めても、いったいどういう落としどころがあるのかわからなくなってきたのだが、終わってみればすべての伏線が見事に統合されていて、これはかなり読み応えのあ…

邦光史郎「幻の近江京」「幻の高松塚」

邦光史郎「幻の近江京」(1974)幻シリーズ第2作である。前作では傲岸不遜の女嫌いの中年探偵神原東洋が、親子ほども違う年頃の女性に恋をしたせいか若干性格が丸くなっているのが微笑ましい。天智天皇の近江京の場所が特定されていないということを、寡聞…

邦光史郎の「幻シリーズ」「幻の出雲神話殺人事件」

邦光史郎の「幻シリーズ」古本屋でたまたま見つけたのだが、いわゆる歴史ミステリーシリーズで、寡聞ながら知らなかった。さまざまなジャンルを書いている作家だが「幻シリーズ」はほぼ1970年代の作品なので、ちょうど私が歴史ミステリー等を読みだした頃と…

八戸市の「蝦夷館」

八戸市の「蝦夷館」当地には南部山公園というのがあり、アイスアリーナやプール等の施設や、ジョギング・コース等のある、なかなかに自然豊かな場所であるが、たまたま、そこの地名が「蝦夷館」であることを知った。東北や北海道には多くの「蝦夷館」の地名…

新春ワイド時代劇「影武者徳川家康」

新春ワイド時代劇「影武者徳川家康」1998年に一度ドラマ化された隆慶一郎氏の「影武者徳川家康」http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20051015/p2が、テレビ東京恒例の正月時代劇で再度ドラマ化されることは知っていたが、いかんせんこちらでは入らないの…

リアル「時の娘」

リアル「時の娘」以前、ジョセフィン・テイの「時の娘」について書いたことがあったがhttp://hakuasin.hatenablog.com/entries/2011/01/24昨日のテレビで、なんとそのリチャード3世の骨が発掘された、という話題をやっていた。2012年の事らしい。これがきっ…

続・言語と民族と古代

続・言語と民族と古代 大分前にこんな事を書いたがhttp://hakuasin.hatenablog.com/entries/2006/10/03SOV SVO の他に、VSO や VOS,OVS,OSV まであるとは知らなかった(汗)しかし、なぜ分かれたんだろう。不思議だ。今回びっくりしたのが、シュメール語が日…

八戸ヴァレーシリーズ  八戸 根城址

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八戸の義経伝説 大茂館  結果的に 八戸 高い所めぐり

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剣吉城

剣吉城剣吉城というのは、南部信直の懐刀、北信愛の居城だった。http://zyousai.sakura.ne.jp/mysite1/nanbu/kenyosi.html高橋克彦さん「天を衝く」は、九戸政実VS南部信直の図式のため、信愛はいわば敵役である。なので剣吉城にはあまり思い入れがなかた…