この日記は、ある方へのメールの形をとって、個人的な音楽雑感を語るものです。
それぞれのミュージシャンの詳しい情報は、それぞれのオフィシャルサイトをご覧下さい。
****さん。あくまであなたがハードロック初心者という前提でお話させていただきます。
リッチー、レインボーとくれば、当然ディープパープルのお話です。

第1期

第1期といわれる1960年代の3枚は、さすがに時代を感じさせますが、
プログレ寸前のサイケロックといった感じで、これはこれでありです。
意外と****さんは気に入るかも。
先ごろコマーシャルで流れていた「ハッシュ」は彼らの初期のヒットですが、
コマーシャルで流れていたものは、彼らのカバーしたオリジナルのミュージシャンだそうで
これはこれでちょっと興味あります。
このまま路線変更しなければ、今ごろカルト的な存在だったかも。
オーケストラとの共演ライブもあります。ナイスほどにはうまくいっていない気がしますが
力作であることは間違いないでしょう。
でも、これが売れなかったおかげで、ハードロック路線になったのでした。
(ボーカルとベースが代わります)

第2期

そのころのハードロックは、それこそ黎明期で、たいがいのバンドが
自分たちのやっていたブルースロックの延長上で、ハードな音を模索していた(レッド・ツェッペリンブラック・サバス等)のに対し、
ディープパープルは、それまでのクラシックの影響をうけたサイケ路線を
そのままハードロックへ移行させた感があります。
(キーボード入のハードロックって、こことユーライア・ヒープ、レインボーぐらいで
以外と少ないのです)それが独特のサウンドを生み出し、それが日本人の琴線にふれたのか、日本で大人気となりました。
それで、****さんに1枚お勧めするとしたら、やはり「LIVE IN JAPAN(MADE IN JAPAN)」で、
これがあれば、充分な気がします。(できれば、BLACK NIGHT,SPEED KING の入った特別盤)
いったい何人の少年たちが、このアルバムでぶっとんで、自分もハードロックをやりたい!
と思ったことでしょう!(わたしもその一人ですが)
これを聴くと、他のスタジオ盤が物足りなくなるのは否めません。
とにかく、のりの凄まじさは大変なものです。

第3期

第3期にはいって、またまたボーカルとベースが代わります。
その影響から、ブルージーなファンク色が加わりますが、
意外とそれまでのサウンドと溶け合って成功しています。
紫の炎(BURN !)が名曲なので、これが入ってる何かをおさえておけばいいかも。

第4期以降

さて、これでリッチーは抜けてしまうわけですが、
第4期も、前任者がリッチーと思わなければ充分いいバンドではあります。

再結成のパープルについては・・・・・
別に・・・ってとこでしょうか