るるるの歌「未来編」

まさかのSF!それも狼男が、実は未来の環境の苛酷さに耐えるための突然変異(?)の先触れであった(解釈あってるかな)とは!切ないぞ!
と、思ったら、今朝放送分では、それを知った主人公が現代に帰って環境破壊を防ぐために奔走し、地球は救われると言う話だった(ホッ)

香菜里屋を知っていますか(2007)

北森鴻
香菜里屋シリーズ最終作を、文庫化を待つことができずにユーズドで購入。
すべての作品が、静かに切なく「香菜里屋の閉店」へ収束してゆく。
そして、単行本書下ろしの最終話で「雅蘭堂」の越名、「冬狐堂」の陶子、「蓮丈那智フィールドファイル」の蓮丈那智が順に登場し、花を添えるが主人公の工藤は消えたままである。
余韻が残るこの終わり方は、明らかに文庫化の時にさらに書き下ろしを加える計画と見た・・・っていうか、頼むから書下ろしを加えてくれ!このままじゃ寂しすぎるじゃん!、工藤を再登場させてシリーズを締めくくってくれ!(泣)

ブルックナー 交響曲第7番

シューリヒト指揮 コンセール・コロンヌ・フィルハーモニー管弦楽団(1956)
郊外店のタワレコを覗いてみたら、見慣れぬシューリヒトのブル7があってびっくり。フランスの放送用音源らしい。
以前シューリヒトのブル7については全5種類をあげた(こちら
今回のを加えて以下のようになる。
1.ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1938)
2.シュトゥットガルト放送交響楽団(1953)
3.デンマーク放送交響楽団(1954)
4.北ドイツ放送交響楽団(1954)
5.コンセール・コロンヌ・フィルハーモニー管弦楽団(1956)
6.ハーグ・フィルハーモニー管弦楽団(1964)(オフィシャル)
しかし、解説によると、6の直前の、ザルツブルク音楽祭の音源があるという。ライブとスタジオが極端に違うシューリヒト、6との違いが興味深い。
それはさておき、今回の1956年盤、お気づきのとおり、4と6の間には10年の差がある。その差を埋める1956年の演奏である。
第1楽章の始まりは、マタチッチの凄絶さに近いものを感じる。シューリヒトのブル7にしては珍しい。また、かなりゆったりとしたテンポではじまりながらも、こまかい間隔でテンポが微妙に揺れ動く。これもちょっと他では聴かれない。
凄絶でいながら1964年の枯淡も垣間見られるが、何より驚くのがやはりテンポで、まるで曲を細かいブロックに分けて、それぞれにテンポ設定をして、それを改めてつなげているようで、流麗さのかけらも無い。
そのせいで、通常のブルックナーを聴く愉悦は得られないのだが、効果を狙った下卑た表現ではないので、真摯な問題意識を突きつけられた感じ。もしかしたら、シューリヒトの一大実験的演奏だったのか?
フランスのオケらしい明るい金管も、今まで気づかなかったフレーズを浮かび上がらせる。一瞬の油断もならない演奏だ。

ブルックナー 交響曲全集

パーテルノストロ指揮
ロイトリンゲン・ヴュルッテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団(1997〜2006)
夏ごろ、タワレコの店頭で見かけて、気にはなっていた、0番〜9番+テ・デウム(ヘ短調は無し)11CDで1800円未満である。
しかし、指揮者もオケモ全く知らないし、うかつに手は出せないなと思い今まで来たが、ネット上の評判はさほど悪くない。
何よりもヴァインガルテン・バジリカという大聖堂でのライブと言うことで、残響が尋常ではないらしい。これは聴いてみたい。
ということで買いにいったら、売れ残りがさらに20%引きで1400円未満で買えた(笑)ネット上では既に高値が付いているサイトもあれば、さらに激安のサイトもある。
しばらく「ばらの騎士」モードでブルックナーからは離れていたが、これを聴き終わったらブルックナーモードに一段落つけよう(笑)
ちなみに指揮者は1957年生まれで、やはりほぼ同世代だな。