C'est La Vie (2000)

YU CHYI
東京に住んでいた頃、新宿の輸入盤店で見つけた。C'est La Vie は、E,L&Pの"WORKS"の中の各メンバーのソロ部分の、グレック・レイクの担当部分に収録された曲で、一応E,L&Pの曲なのだろうが、グレック・レイクのソロとも言える曲で、べたべたながら私は大変に好きな曲である。しかし、一般にはシングルカットとかもされていないはずで、E,L&Pのファンやプログレファンしか知らない曲かと思っていたので、それを、台湾の女声ボーカルがカバーしていると言うので、興味を持って買ったわけだ。
この人は、もう大ベテランの台湾の歌姫だそうで、なるほど、すごいボーカルだ。クラシック的な発声の曲、セリーヌ・ディオンを思わせる強靭な発声の曲、ニューエイジ系の癒し的な発声の曲、すべてが見事である。何も言われなければ、欧米の歌手と言っても通用するであろう。なんで、日本や世界でも名前が知られていないのか(いや、世界的な評判は知らないのだが)しかし、あまりにうますぎ、欧米の歌手と区別がつかないというのが、欠点と言えば欠点なのかもしれない。このアルバムは楽しんだが、特に後追いをするわけでもなかった。他に、STRATOVARIUS の "Forever"(良く知らないが)やジャニス・イアンの「17才」、ベット・ミドラーの"THE ROSE"のカバーもある。