Floating World Live(1975)(2006発売)

Soft Machine
前から何度も書いているが、アラン・ホールズワース在籍時のソフト・マシーンの"Bundles"がちっとも再発されない。それまでのアルバムは近頃紙ジャケで出ているが、"Bundles"はレーベル移籍後だからなのだろう。早くなんとかして欲しい。で、どうしてもアラン・ホールズワース在籍時のソフト・マシーンを聴きたいとなると、"BBC Radio 1971-1974"に収録されている何曲かで我慢するしかなかった。ところが、今年このCDが出てしまった。まさにアラン・ホールズワース在籍時のソフト・マシーンのライブである。溜飲が下がる思いである。
最近は、ソフト・マシーンという、ほとんど同一メンバーによるアルバムが無い、常に音楽的変遷を重ねてきたこのバンドの、各時代に対する好き嫌いが無くなってきて、どのアルバムも、その時のメンバーによる音楽のなのだと思うようになってきた。特にこの時代はアランがいるのだから、バックのジェンキンス節丸出しのリフも、なんか相乗効果でよく聞こえたりする。勝手なものだ。でもいいのだ、アランが聴けるから。ジャム風インプロの曲も、クリムゾン真っ青でやはり、彼らはたいしたものだと思う。