What's Going On(1971)

Marvin Gaye
このアルバムの名作ぶりについては、各方面で語りつくされているので、別にソウル音痴の私があえて言うことは無いのだが、ソウル初のコンセプトアルバムということで、ほとんどの曲が切れ目無くつながり、全体で1曲ともとらえられるほどトータル性を持たせている。勿論彼の歌声は抜群だし、多重録音によるバッキングコーラスのフレージングも絶妙。それにもまして曲のコード進行がまた絶妙のアンビエント感を醸し出していて、トニー・リストン・スミスにも通じる世界。こういうソウルなら大歓迎。すでに私にとってはプログレだな。1971年か、やっぱりすごい時代だ。