グレン・グールド・コレクション Ⅰプロローグ

先日ちらっと書いたグールドのTVシリーズを見始める。
○ベートーベン ピアノソナタ第31番第3楽章(モノクロ)
恍惚に満ちた表情とまるで粘土をこね回して何かの芸術作品でも作っているかの表情が交錯する。まさにこれが彼の音作りのありようかもしれない。
○バッハ パルティータ第2番より(モノクロ)
これは自宅での練習風景。あいかわらずうなるうなる。突然窓際へ立ち上がってメロディを口ずさみすぐまたピアノを弾きだす。
○亡くなった日の追悼番組(であろう)から過去に共演したアルト歌手のモーリン・フォレスターへのインタビュー
マーラー 歌曲集「子供の不思議な角笛」より「原光」(モノクロ)
フォレスターが歌い、グールドはなんと指揮をしている。指揮棒を使わずかなり柔軟でテクニカルな指揮ぶり。
○グールドによるロシア音楽の解説(モノクロ)
合間にグリンカの「ルスランとリュドミラ 序曲」をピアノで弾いたりする。
○ベートーベン エロイカの主題による変奏曲とフーガ(モノクロ)
相変わらず椅子は低いな。
○ウォルトン ファサード第2組曲よりスコットランド狂詩曲
この曲についてはよくわからないが、女性とグールドがオーケストラにあわせてたぶんコミカルな内容を語るクラシック版ラップのような曲。終了後指揮者とセリフめいたやり取りがあるので、芝居仕立てのTVショーの一部と思われる。
うーん感想というより、内容説明だなこりゃ。