ステーンハンマルのピアノ協奏曲

ステーンハンマル ピアノ協奏曲第1番
パーヴォ・ヤルヴィ指揮 マルメ交響楽団(1991)
ルーヴェ・デルヴィンイェル:ピアノ
ステーンハンマル ピアノ協奏曲第2番
ネーメ・ヤルヴィ指揮 エーテボリ交響楽団(1990)
クリスティーナ・オルティス:ピアノ
1910年以前は北欧的ではない、との前情報で2曲のピアノ協奏曲(第1 1893年 第2 1907年)を聴いたが、充分リリックで北欧的である。
通常の協奏曲と違って、4楽章形式で、それも2楽章目に速い楽章、3楽章目に遅い楽章を配した形の交響曲の形式、さらに第2協奏曲は、すべて続けて演奏され全体で約30分弱のため、単一楽章ともとらえることができる。
第1はより素朴でおおらか、第2はよりロマンティックでヴィオルトーゾ的である。
私は好んでピアノ協奏曲を聴く人間ではない。せいぜいチャイコン、グリコン(こんな言葉あるのか?(笑))ベートーヴェンの「皇帝」ぐらいなのだが、正直この2曲は気に入った。

第1の第1楽章