ステーンハンマルの交響曲 と簡単な総評

ステーンハンマル 交響曲第1番
ネーメ・ヤルヴィ指揮 エーテボリ交響楽団(1982)
ステーンハンマル 交響曲第2番
ネーメ・ヤルヴィ指揮 エーテボリ交響楽団(1982)
第1は、厳しくもおおらかな北欧の大自然を感じさせる、ある意味癒しの音楽。
そして、1910年以降の作品である第2だが、要はメロディが(たぶん)北欧民族音楽的、ということなのだろう。しかし、作曲技法が成熟してきているので、いわゆる民族音楽的な泥臭さは無い。第4楽章には、北欧民族音楽風フーガ(フガート?)まで登場!これはすごいな。

 

いちいちタイトルはあげないが、残りの管弦楽曲も概ねピアノ協奏曲や交響曲と同様の感想をもった。
聴きごたえという点ではアルヴェーンに軍配が上がるが、素直に心に染み入る、という点ではステーンハンマルの方が好みかもしれないなあ。