シベリウス 3つのソナチネ 組曲「キュッリッキ」
グレン・グールド(ピアノ)
グールドがシベリウスを録音していたとは知らなかった(汗)
それもピアノ・ソナタではなく、っていうのがいかにもグールドらしい。
幸い、シベリウスBOXに同曲が収録されているので買ってみる。
シベリウスBOXの方はエーリク・T・タヴァッシェルナとうピアニストだが、非常にリリックで感動的な演奏で、シベリウスのピアノ曲の素晴らしさを教えてくれたが、グールドはいつもどおりの別次元の「再創造」で、どちらが上という話ではなく、けっして同列には論じることができない。
グールドの演奏は、どの曲でも典型的な代表盤ということはありえない。なので、必ず通常の演奏もそばに置いておかなければならない、という欠点(欠点か?)があるが、それを補って余りある価値があることは、皆さんご存知の通り。
1の第1楽章、比較のための通常演奏が見つからなかったが、速度指定はアレグロなので、推して知るべし。