Bjork
そもそも今回なぜビョークを聴こうと思ったかというと、このアルバムを聴きたかったのだ。なぜかというと、ヘンリー・カウ残党のいわゆる「レコメン」系人脈のジーナ・パーキンス(参照)が参加しているので興味が湧いたのだった。しかしこれだけ聴くというのもビョークに対する評価を過つかもしれないしと思っていたところ、タイミングよく奥さんがビョークの12歳の頃のデビューアルバムを購入したために、それならいっそのこと初めから順番に聴いていこうということになったわけだ。道のりは長かった。
ほぼ全編にわたり、ハープとオルゴールが使用され、前作よりさらにトータル感が増している。各楽器、コーラス、音(サウンド)が実にストイックでありながら絶妙。次作がほぼボーカルのみのアルバムらしいから、アレンジ的にはひとつの頂点であろう。前作と並んで個人的には大変満足できる仕上がりだと思う。ようつべでちらちら見ているとPVもすごそうなので、欲しくなるなあ・・・
ちなみにジーナのハープもけっこう個性的で、琴や琵琶に聴こえることもある。