ブルックナー交響曲第9番

レーグナー指揮 ベルリン放送交響楽団(1983)
例のレーグナー再発シリーズである。レーグナーお得意の速いテンポであるが、他の指揮者よりは速いがレーグナーの他のブルックナーよりは遅い。例のわたしが一番好きな部分(第1楽章、楽譜記号E、123小節目から)もゆったりと演奏してくれるのが嬉しい。ブル9についての私の持論である、「水晶のような音楽」を具現化してくれていて、シューリヒトに迫っている。しかし、これだけいい演奏を聴いてもシューリヒトの方が上だと感じるのは、天才シューリヒトの絶妙なニュアンス付けのせいなのだと改めて気付いた。シューリヒトもデジタルリマスターが出てるし、聴きなおすかな(デジタルリマスターも良し悪しだが)