ブルックナー 交響曲第4番

クナッパーツブッシュ指揮 ベルリン・フィルハーモニー交響楽団(1944)改訂版
例の大全集で、放送用録音なので、年代の割には抜群に音はいい。若い頃の演奏なので、かなり緩急自在にテンポが動くがブルックナーの本質から外れていないし、元々外面的な面が多い曲なので問題は無い。(かなりの部分が即興っぽい)
アッチェレランドをかける時、いったん軽くリタルダンドをかけて、いわばためを作ってからテンポが上がるやり方は、この頃のクナ独特のやり方かもしれないが大変興味深い。いずれにせよすごい演奏だ。