Playground Psychotics (録音1971 発売:1992)

Frank Zappa & the Mothers
というわけで(こちら)ジョンの「サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ」と重複している曲をまず聴く。
一言で言って、ザッパの方が楽器間のバランスも分離も良い。例のブルース"Well"では「サムタイム〜」では聴こえないジョンのドライブ感あふれるリズムギターもちゃんと聴こえる。当時のマザーズのボーカル、元タートルズのフロー&エディのバック・コーラスも聴こえる。しかし、ザッパのリードギターが入ってくるところの迫力は「サムタイム〜」の方が上かな。しかし「サムタイム〜」ではエレピのソロ途中でフェイドアウトするため、直後のドン・プレストンのムーグ・ソロがカットされた形なのが悔しい。
先日「基本ラインは変わらない」と書いたが、実は最初の2曲に近い仕上がりにミックスされていたのだった。それもわざわざクラウス・ブーアマンのベースをオーバーダブしてまで(汗)。
しかし、ジョンとヨーコ、特にヨーコとザッパの相性の良さは、こっちのバージョンでも全くゆるぎない。
さて、これはどっちをとるべきか。ジョンの作品として捉えるなら「サムタイム〜」で正解なんだろうが・・・・・
"Well"の映像がようつべにあった。これを聞けば、ザッパの方が客観的なミックスであることは分かる。ザッパはこの時から既に指揮してるし!
ttp://jp.youtube.com/watch?v=NXT_yT2lAGE