ブルックナー 交響曲第8番

フルトヴェングラー指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1949)ハース版準拠
最近ブルックナーばかり聴いていると、不思議なもので、フルトヴェングラーのアッチェレランドもあまり気にならなくなってしまった(汗)あくまで「あまり」であるが。
こちらと1944年盤の違いはすなわちオケの違いで、1944年盤の優美さをとるか、1949年盤の激しさや残響の豊かさをとるかは好みの問題だろう。どちらにしても、フルトヴェングラーの魅力にあふれた演奏にはかわりない。
ただし、音質は1944年盤のほうが格段に良い。また、クレジットが1949年3月14、15日となっており、アダージョのクライマックスで突然音質が変わることから、何らかの理由で、どちらかを主体にして、その部分だけテープ編集がされていると思われるが、興ざめである。ネット情報によると、現在は両日のオリジナルが発売されているらしい。
フルトヴェングラーのブル8は確かアナログ時代に所有していた1954年盤が残っている。いつ手に入るかな。