バビル2世(1971〜1973)

横山光輝
古本屋でけっこう状態のいい文庫版全8巻が、500円という値がついていたので、購入してしまう。
ウィキペディアによると、文庫版の最終巻の分は、1986年まで単行本化されていなかったということで、その部分はたぶん今回初めて読むであろう。
私が12歳〜14歳のリアルタイムで読んでいたはずだが、さすがに冒頭のくだりは覚えていて懐かしい。
しかしその後は良く覚えていなかったので、途中から読まなくなったのかなあ、などと思っていたが、文庫での7巻目で覚えているシーンがあった。
バビル2世とともに戦う、国家保安局長と情報員の伊賀野が、バビル2世から危険な戦場から逃げるよう言われたのに対し、自衛隊員は逃れても、せめて自分達だけはバビル2世を応援するために残りたい、とその場に残って何をするかと思いきや、手を振り上げ足を踏み鳴らし「フレーフレー!バビル!」と叫ぶだけ(劇爆)この漫画の中で、数少ないユーモラスな場面で、これだけはしっかりと覚えていたのも、いかにも私らしい話だ(笑)