ハイドン 交響曲第13番~第16番

ハイドン
交響曲第13番
交響曲第14番
交響曲第15番
交響曲第16番
アダム・フィッシャー指揮 オーストリアハンガリーハイドン管弦楽団(1991)
13番は、アダージョで終始チェロのソロが旋律を担うとか、メヌエットのトリオのソロ・フルートの活躍とか、それだけでも印象深いのだが、フィナーレの音型がモーツァルトの「ジュピター」のフィナーレと同じである!やっちまったか?モーツァルト(笑)
ちなみのこの音型はモーツァルトの第1交響曲のアンダンテにも登場するというが、作曲年がこのハイドンの13番の翌年とのこと。やっぱりやっちまったか?モーツァルト(笑)
(ちなみに、この文章を書いた後ウィキペディアを見たらほとんど同じことが書いてあった。わたしはパクってませんからねっ)
14番はしっとりとしたメヌエットのトリオとフィナーレの下降音型による主題が印象深い。
15番は第1楽章が アダージョ - プレスト - アダージョ という変則的なもの。この後がアンダンテだとバランスが悪いと思ったのか、第2楽章はメヌエット、フィナーレも3拍子。
16番は、溌剌とした3拍子の第1楽章と優美なアンダンテが印象的な3楽章形式の交響曲
こうやって聴いてゆくと、ハイドンは質の高い作品を作りながらも、常に工夫を怠らない作曲家なのだ、と改めて思う。