ベルリオーズ「葬送と勝利の大交響曲」

ベルリオーズ「葬送と勝利の大交響曲
デュトワ指揮 モントリオール交響楽団 合唱団(1985)
デュトワベルリオーズBOXで「ロメオとジュリエット」の2CD目にカップリングされていた曲。
以下、ウィキペディアによると
ベルリオーズ交響曲はいずれも何らかの点で破格なものであるが、この交響曲も大編成の軍楽隊(吹奏楽)によって野外で演奏される作品として書かれた。後に任意として、弦楽器や合唱のパートが追加されたが、元の管楽器のパートはそのままであり、この点でもオーケストラ作品としては異例といえる」
前にも書いたが、つくづくベルリオーズはジャンルフリーなのだと痛感する。
葬送行進曲、追悼(アダージョ)、アポテオーズ(アレグロ)の3楽章から成る。
切ない曲調を激しめの吹奏楽が奏する、という不思議な魅力を持っており、これも実にいい曲である。オリジナルの吹奏楽のみの演奏があったら一辺聴いてみたいものだ。
近年ベルリオーズの再評価が進んでいるというが、まだまだこういったいい曲があるんだろうな。